マンガ家のヒサクニヒコ氏が日本古来の妖怪であるオニを「山オニ族」と「海オニ族」とに分類(?)し、かわいいイラストで、オニの生活を丁寧に描いています。 「山オニ族の産物」「海オニ族の産物」と、まず、オニ族の収穫物から始まり、オニ族の衣服(トラのパンツはない)、オニ族の食物、仕事、すみか、など細かく、わかり易く楽しく表現されています。 山オニ族のごちそうより、海オニ族のごちそうの方が、人間には合いそうです。山オニ族のナベには、山イモ、山鳥、卵に(ここまではいいが)、蛇(!)やカエル(!)が入ります。海オニ族のナベは昆布にかつお、エビ、アワビ、ホタテ、カニ、たこと豪華。 海オニ族は、海鳥はまずいので食べず、イルカは友達なんで食べないそう。 とにかく楽しいオニの本です。
2歳半になる恐竜大好きの息子に買ってあげたのですが、もう夢中になってむさぼり読んで(見て?)ます。テレビで恐竜特集などをやっていると、一生懸命この本をめくって、同じ恐竜を探しています。 この本のすごいところは、なんと言っても恐竜の掲載数の多さ。また、内容もとても詳細で、子供だけでなく大人も一緒に楽しめるほど本格的な内容です。名前も、学名だけでなく和名も書かれていて、体の大きさや生存していた時期も全て書かれています。巻末には、恐竜にあえる博物館ガイドもついていて、恐竜好きなお子さんには、是非!オススメしたい一冊です。
人(?)の良さそうなカッパがひょうたんを持って笑っている表紙の絵。楽しいオニの本に続く河童の本。カッパの体の仕組みから食べ物、道具、住まい、仕事(!!)、遊びなどこれでもか、というほど詳しく、かわいいイラストで描いています。「カッパの分類」なんて項もあり、ほんとにカッパは恐竜の生き残りだったんじゃないかと思えてきます。この本を楽しみつつ、カッパを通して日本人の自然観について考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。
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