しにがみのバラッド。のOPとEDの曲が入っています。この曲を聴いているとアニメが見たくなってきました。しにバラの雰囲気にぴったりの曲だと思います。しにバラファンなら迷わず買いですね☆
今巻は今までのように短編形式の話ではなく、1冊で大きな1話の話になっています。 また前巻までとは違い、今までの『しにがみのバラッド』を知っていないと話が分からない所が多数あります。
しかしここまで『しにがみのバラッド』を読まれてる方にはとても面白い巻になっています。 過去のキャラの登場、百々とアンの関係など・・今までの話を読み返したくなる一冊です。
またハセガワケイスケさんの別の小説とのリンクがあり、ハセガワケイスケさん好きには堪らない一冊です。
しにがみファンだけではなく、水玉の彼を知っている方にも是非手にとって欲しいと思います。
これからモモとアンの関係などとても新刊が待ち遠しいです。
七草先生のイラストの可愛さに惹かれ、この本を手にとりました。 それからの主人公の女の子が「死神」という事なので興味がありました。 「死」とかテーマにするお話はとても難しいし、簡単に命を運ぶような物語なら好きじゃありません。 そこに何のリアルも生まれないからです。 この死神の少女は、死神なのに人の死に触れ、涙を流したりする変わり者です。 そんな変わり者の少女に4人の人物が出会い、それぞれの話は始まっています。 生きている事はくだらない、と自殺しようとした少年。 子猫を育てていこうと約束した小学生の2人。 傷跡を隠し、生きてきた少年と「傷」を抱えた少女。 嘘と真実。初めて「外」へ出た幼い女の子。 読んでいて、無音の世界に居るようなカンジでした。 強く、印象に残る訳ではないけど、次の作品も読んでみたいです。
まず、星5個にした理由としまして、この作品その物が訴えかけたいテーマが明確だからです。
この時点で100点を出して良いと思っているのですが、さらにそのテーマが「生命と死」
厳密に言えば、死に向かい合う生命と言っても良い。
死に直面したした後、どう生きるのか?
仏教やキリスト教、その他宗教でもその問題の回答は究極の奥義とされるわけですが、
どれも実に奥深い。
特に第2話での「姉の死」に直面した男の人生は興味深い。
死を宣告された男が残りの人生をどう生きるのか?
「残りの人生」の長さは大した問題ではなく、その瞬間毎の人生をしっかりと生きる。
それをどうするべきなのか?
極めていく様が見事でした。
また、それを演出するための音楽の効果も実に素晴らしく、死を司るしにがみ、モモの
キャラクターデザインも主張そのものに見合った完成度の高い物になっていると思っています。
一巻を読んで、2話がテレパシー云々と「?」なことが多く、感情移入しにくかったので正直続きを読むか迷っていたのですが、2巻はすごく良い、と、個人的には思います。 詩なのか物語なのかそれとも――・・・? 詩が好きでない方にはおすすめできません。 でも。
やさしい気分になりたいときは、どうぞ。
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