内海隆一郎の短編「人々の旅路」に収録された「再会」には小説を漫画にした付加価値が感じられませんでしたが、本書で初めて読んだ「彼の故郷」は涙を誘う儚さと美しさがありました。いずれにしても8篇のどこか郷愁を誘う心に響く大人の漫画です。
この作者のファンになって何年になるでしょう。直木賞候補(確か2年連続)になるずっと以前からです。作風に、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。でも、安心して暖かい気持ちになれる内海作品、特に「人びとシリーズ」は、広大な読書世界に、きっと必要な場所なのだと思います。内海氏のハートウォーミングな短編は平易だが深いのです。会社の後輩は「パズルのかけら」に涙し、もうひとりの後輩は一気に読み進み、やはり涙があふれて、一時中断を余儀なくされた・・・と。悲しい涙、寂しい涙はありません。暖かさ、優しさからこみあげてくるものです。私は帯の文章「あとがきより」に目頭が熱くなり、最初に「あとがき」を読みました。内海氏の周到な短編作法が垣間見られる素敵な「あとがき」に、やはり涙がわきました。各作品はこれまでのベスト20で、既読です。でも、読めば、改めて同じ感動を、あるいは新たな発見による違った感動をおぼえます。朗読したくなるような文章で綴られた、20の人生・・・そこに立ち寄り、30%以上の幸せを感じた一冊です。
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