小説にもいろいろありますが、私は、やたら難解で人間関係がドロドロしたような話を読むよりは、 理系の読み物を読むほうが好きな主婦です。 かといって理系に優れた人間ではないので、この本を読んでいて、「う〜ん、もっと知識があれば 理解しやすいかな」と思った点もいくつかありました。 けれども、「難しいことを難しく」ではなく、「難しいことを京都弁で」なので、つい頷きながら 読んでいます。 それに、知らなかったことが次々書かれていて少々疲れたかもと思う頃に、まるで休憩タイムのような やくさんの絵が出てきて、ブハッと大笑いして、「ほな、続き、読みまほか」と、対談に戻れています。
姿や形は目で見ることができたり、容易に鏡に映して見ることができますが、自分の体の中を見ることは 病院に行って検査でも受けないとたやすく見られません。 ましてや細胞やホルモンの一つひとつなど、一生かかっても会うことはなさそうです。 その一つひとつに支えられて生きているのですね。 せめて、自分の体から出てきた便や尿、汗や垢などはある程度見ることができるので、「出てきてくれて ありがとう」と声をかけたいなと思いました。
最近「読み方、書き方」が思い出せない漢字が増えて来て、傍に広辞苑、漢字辞典等を置き開く事が多くなって来たので、再勉強しなければと、手に入れました。 内容は、小学6年生迄に習った漢字、次が応用編、そして特別編と進んで行きます。 只の字引でなく、「漢字の読み方、空白に漢字を入れて言葉にする」等で構成されていますので、改めて「こんな漢字があったかな」とか勉強になります。 江戸時代末期、旗本子息に読み方のテストをしたら、老中「酒井雅楽頭」を「さかいががくかしら」と書いてあったりで、幕閣が憂えたとか。 時代は変わっても、漢字の読み書きは必要ですから、頭から消えてしまった漢字を少しでも覚え治せるかなと思います。
あらゆる虫のテッペン論議やマニアの恐るべき探究心と行動力に感激したよ。 何度もじっくり楽しめますよ。
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