読んでいて意味のわからないところがありますが、深い話でした。
現代科学はあまりにも技術的になってしまって、専門家以外には手におえないものになってしまっているが、本書は一般読者にも理解を促すよう図を交えながら数式を使わずに書かれておりわかり易い。 知を多くの人に還元しようとするホーキング氏の姿勢は多いに評価したい。必要以上の単純化を行うという一般向け書物にありがちな愚に陥らなかった点もバランスが取れていて素晴らしい。
映画が終わってから涙が止まらなかった。涙というより、心の奥底から嗚咽がほとばしってきたと言っていい。まさに神が作った映画である。菅野美穂もよいが、西島秀俊の崇高な演技が素晴らしい。ダマスカス映画祭ではグランプリを取ったそうだし、ロンドンやモスクワではロングラン上映とのこと。この凄さがわかる人間が一番少ないのが、わが日本だったとしたら、あまりに悲しすぎる。
立川志らく師匠いわく、この映画を高く評価しないのは日本の映画評論家にセンスがないから。全くの同感である。
いわゆる米びつとして購入しました。 シンクの外にインテリアを損ねず使えるのが一番よい点で、かつ清潔に保てるので文句なしの商品です。 5キロのお米も余裕で入ります。 重いのはガラスゆえ、なので不満はありません。 このショップが一番のコスパです。
スティーブン・ホーキングとレナード・ムロディナウの最新刊。注目すべきはM理論に関する記述である、本書には
「M-theory is the only candidate for a complete theory of the universe」(第5章 the theory of everything) 「a fundamental theory of physics that is a candidate for the theory of everything」(巻末 glossary)
と記述されており、ホーキングのM理論に抱く大きな期待が感じられる。
M理論は11次元で記述され、粒子も、振動する「ひも」も、p-ブレーンも同時に存在する、しかしM理論の数学は、余剰次元が「curled up」されることを禁じている。
M理論の「M」が何を意味するかは本書でも明確にされていない、masterか、miracleか、mysteryか、それともその3つ全てを含むのか・・・?いままで物理学者は伝統的に、「唯一」の理論が我々人間が存在する宇宙を説明できると考えてきたが、それは不可能かもしれない、なぜならM理論は「internal space」がどのように(HOW)小さく丸められるか(curled up)によって(depend on)、10の500乗という途方もない数の、それぞれの物理法則を備える宇宙(平行宇宙)が存在すると予想するからだ、その中の少なくとも1つが我々の「宇宙」なのである、それが、M理論の「M」の意味が1つに定まらない理由なのだ。
そしてM理論は、神の手を借りず、「無」から宇宙を作り出す理論である。
本書は、単純な数式さえも使わずに、時に美しいグラフィックを用い、最初から最後まで200ページ弱を説明するという、相変わらず驚嘆すべき手法をとっている。
紀元前から21世紀にかけて、人間の宇宙観の変遷をジョークを交えながら説明し、なぜ(WHY)宇宙が存在するのか、どのように(HOW)存在するのか、宇宙が存在するとはどういうこと(WHAT)なのか?という人類最後の難題に対する人類の挑戦を振り返る。
初心者からプロフェッショナルまで、誰でも楽しく読める1冊、各章最初のページの、フィボナッチ数列を表したグラフィックもとても綺麗で気に入りました、「なぜ」フィボナッチ数列なのか、という点をホーキングに聞いてみたい。
|