難病で余命少ない少女と臨死体験をして幽霊の見える少年の青春映画というと、なんか暗い悲劇的物語のように想像されますが、決してそのようなことはありません。どちらかといえば少年の成長物語のように感じました。映画に死者は見られますが、死そのものはでてきません。なんともいえない美しい映画でした。 パンフレットを買って読まないとわからない部分があるのですが、加瀬さんの演じる特攻隊の幽霊ですが、脚本家の連作の物語で、本映画はその最終話にあたるとのことでした。 最後の手紙の部分は感動的です。 死ぬことより、生きることの方が難しいというのが、テーマだと思うのですが、全編を通して美しい作品です。
面白い曲もあれば物足りない曲もあればって感じ。 悪くないです。
加瀬さんの内面が 少し わかるような気がする(気がするだけかもしれませんが)ようで それを 感じることで 寒い風景も暖かく感じられる作品になっているように思います。
加瀬亮の演技に釘付けになりました。すごいの一言に尽きます。 体当たり演技といいますか。しんどい役だと思います。 静かで淡々と繰り広げられる話は、切なくて苦しくて本当に痛々しい。 暗くて重いけど意外とすんなり観れ、観終わった後は心に必ず何か残ります。抉られます。 ちょっと観るのに体力要るけど、観て損は無いと思います。
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