アシュラテンペルはこの1stと「Join Inn」がいいです。 どちらもシュルツェがドラムを叩いているので。シュルツェのドラムは絶対ハマります。 2nd以降はゆるすぎる感じがしたのでやっぱりこれです。 ドラッグ絶対やってて、時間間隔とかおかしくて20分ぐらいダラダラ演奏してるにも関わらず、 展開とか起承転結とか感じさせてしまうのは凄いバランスです。 聴かせます。時間があっというまに過ぎるのだから驚きです。 天才だから無意識になっちゃったんでしょうか。プロデュースのコニープランクの働きでしょうか。 アシュラテンペル以降、音楽界から降りちゃったヘルムート・エンケの暗黒ベースも良いです。 完全に降りてしまったのは残念です。 1・2曲目とも、20分という演奏時間の深い溝に引っ張り込んでいく感じが凄いです。 ドラッグやってないにも関わらず、時間間隔をおかしくされます。
非常に重要な作品です。これなくしては、あの傑作「ニュー・エイジ・オブ・アース」や「E2−E4」を生まれなかったかもしれません。この作品は、サイケデリックが、ミニマル、ニューエイジ・ミュージックへとゆるやかに進化を遂げた良いサンプルだと思います。またジャケに自分の顔をでんと据えるところからも、この方向性に対する、彼の自信を窺うことが出来ます。楽器はエレキ・ギターの多重録音のみで、デレィやループを大胆に駆使した、当時としては、非常に斬新な実験的なサウンドですが、わりと聴きやすいし、彼らしい優しさにあふれた名盤です。
レコードが擦り切れるほど聴きこみました。
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