基本的に私は地の文で作者がしゃべりだすのはあまり好きではないのですが、適度のツッコミがいい感じ。 この巻に収録されている話の中では個人的には「名画から出てきた女」が一番面白かったです。
泥棒が探偵役という事もあってか、この巻では芸術を題材にした短編が多いな、と思います。 推理要素はあまりないと思いますが、ミステリとしてどんでん返しや意外性がとても楽しめました。
短編で読みやすいですし、オススメの小説です。
このシリーズを一回でも読んだことがある人ならわかると思いますが、今回も安定の面白さです。 買って後悔はしないと思います。
この作品を読んだことがない人は表紙が気に入ったら読んでみてください。 こういってはなんですが、新装版になるまえのあの表紙はちょっと・・・。
今回はいいですね。表紙のイラストだけで二人の仲睦まじさというか、幸せ感が出てるというか。 赤川先生はどの作品でも難しい言い回しを出来るだけしないようにされているので、非常に読みやすいです。
かわいい犬には旅させろ スクールバスに並ばないで 明日にかけた吊り橋 三途の川は運次第 時刻は現金なり という5本立て。
妻は刑事、夫は泥棒という婦夫の物語。 泥棒が警察の車で出勤というのが面白い。
爆笑活劇。 登場人物も、極悪人はあまりいない。
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