赤塚不二夫といえば、その日暮らしの人間のようなイメージがあったが、この本を読んで人物像をあらためさせられた。詳しくは読んでいただきたいが、周囲の気配りの塊のような人だということがわかる。読み終わったときは、晩年の話がもっと読みたいとおもったが、最後は寝たきりだったことを思い出した。
この手のアルバムは好みの曲が3~4曲あればいい方。 そういう意味では十二分に元が取れた。 意外に遅効性の曲が多い。 だが重要なのはブックレットのタモリ氏が赤塚氏との日々を語ったインタビューだ。 これだけで定価の価値があると断言する。
面白かった。浅野さんも真希ちゃんもみんなでアホになってた。原作は当時赤塚不二夫の担当をしていた 男性の編集社員の手記によるものらしいが。赤塚伝という事で内容は大方予想できた。あの人の数々の お馬鹿エピソードは伝説みたくなっているが優しい人間味も彼の魅力でしたネ。この映画は、少年サンデー で連載された”レッツラゴン”までしか描かれていませんが当時絶頂期からだんだん下降線をたどるにあたって母親の死が分岐点になっていた事はこの映画で初めて知りました。その辺は彼のキャラクターに隠れ ていた悲を感じて感慨深いものがありました。アルコールに頼りだしたのも、バカボンあたりからでしょう。シユールなギャグに数々のキャラクターはその代償として現代でも生きてます。 さて出演者の話になりますが監督さんみんなに馬鹿をやらしてます。浅野さんにいたっては尻まるだしの 全裸で走らせたりしてます堀北さんも新しい面を見せてもらい何でもこなしちゃう人だなァとあきれました。堀北さんは過去2度、男役をこなしていた時この人の学ラン姿を観てみたいとかねがね思っていたん ですが思わないところでそれが叶いました。堀北さん学ランがほんとに似合ってました、おまけにその姿 で腰に手を置いてウイスキーの一気飲み、様になってました。あの人はほんとに不思議な人だなー。 真希ちゃんの演技がお好きな人におすすめ、おちゃめな彼女が存分に楽しめます。
白木みのるのはじけっぷり、三波伸介のなりきりっぷり、どれをとっても非の打ち所がない傑作揃い。だいたい、アニメものでこんなに沢山の歌ものが作られること自体尋常でない気がする。バカボンがいかにおかしかったかが(面白いでなく普通じゃないと言う意味で)よくわかるCD。
今日(2008年8月2日)に赤塚不二夫氏が逝去されたと聞き、帰宅してすぐこの作品を手に取りました。
長きにわたってアニメ化された赤塚不二夫氏の作品の主題歌を聞いて、アニメを見ていた当時を思い巡らすのも良いと思います。
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