B6判のスコアです。 情景描写のソネットは巻頭にまとめたものと、楽譜で随所に入っているものと両方あり、それぞれ日本語訳付きです。 秋の第二楽章では、通奏低音のアルペジオが書かれています。 一般に演奏される「四季」聴きながら見るには、わかりやすいかも。
梱包は満点。仕様まあまあですねぇぇぇぇ 使用するとちょっと潰れる
ミケルッチの指揮はアーヨ盤に比べて、メリハリがついた感じの演奏になっている。しかし、そこはイ・ムジチなので、歌心が希薄というわけではなく、流麗な弦の動きがやはり美しい。特に「冬」の幻想性は個人的にはアーヨ盤よりもこちらのほうが上かとも思えるほど。 併収の「調和の霊感」はまさしく名演中の名演。特に二つのヴァイオリンのためのイ短調協奏曲は未だにベストの出来映えである。ここには古楽器では表出不可能なヴィヴァルディの青春の美学がある。大バッハのドッペルコンチェルトよりも叙情的な美という点では勝っているほどの。その美しさは今ではノスタルジックな感興を我々に覚えさせるものになってしまったのか。二つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲が入っていないのは残念だが、ヴィヴァルディへの入門CDとしては最適の一枚であることに間違いはない。
響きのよさで知られるイタリア合奏団(I Solisti Italiani)によるヴィヴァルディの協奏曲集<調和の霊感>。「ヴィヴァルディ」というとイ・ムジチ合奏団が挙げられるが、クリアな音質の点でいえば、イタリア合奏団の方が上ですね。このCDは<調和の霊感>全曲収録で、高音質のブルースペックCDによるものです。
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