ドラマ「ウォーターボーイズ」に「シュガー・ベイビー・ラブ」が使われ、めでたく発売になったルベッツのベストアルバム。世界で1000万枚以上売った「シュガー・ベイビー・ラブ」があまりに有名で、一発屋と勘違いされていますが、全英トップ40ヒット9曲を放っています。 1974年の全英1位ヒット「シュガー・ベイビー・ラブ」のほかにも、日本でもスマッシュヒットした「恋のジュークボックス(Juke Box Jive)」「トゥナイト」「アイ・キャン・ドゥ・イット」を収録。グラムロック終焉期に、懐かしのドゥワップでアメリカンポップスを再現したようなグループですが、出身はイギリス。元気になれる曲がたっぷり入ってます。「シュガー・ベイビー・ラブ」が気に入ったら、他の曲も気に入ると思います。
シュガーベイビーラヴは聞いたことがあると思います。今聞いてもなかないいですね。他の曲はあまり記憶にありませんが、印象深いグループです。30数年たってもまだ覚えている、こういう曲がいいものだと思います。いまのジャパニーズ・ロックも何十年たっても人の心に残っていて欲しいと思います。
Sugar Baby Loveという曲以外はおそらくほとんど知られていないし、実際たいしたこともない。そもそもこのグループはこの曲をレコーディングするために集められたスタジオ・ミュージシャンだったと記憶している。 でもこの1曲だけを聞くためにこのCDを買うのは賢明な行為だ。これを知らずにポップス・ファンを名乗るくらいなら死んだ方がましだと思わせるくらいだからだ。 曲はオールディーズっぽい作りで、「アメリカン・グラフティ」でも使われてた「Little Darlin'」というのに似ている(おそらく影響されてる)。 コーラスの使い方、途中ではずかしいような語りが入るところ、など半分パロディでアレンジしたか?とさえ思わせるくらいの真向勝負の音作り。 しかしブリティッシュ・ポップの魔法をあなどる無かれ。割ときちっとした感じの演奏や白人らしい澄んだハーモニー、「こんなポップソングで、」と思いながらもつい胸キュンになってしまう独特のせつなさ。 映画「E.T」のラストでいまだに泣いてしまうのに似た魔法がこの曲にはある。
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