シングルとしては多少インパクトや元気さに欠けるかもしれないが、SMAPのこれからの形を示唆する一作として価値があると思う。 下の方は音楽表現に対する冒涜などと仰っているが、なら聴かなければいいだけのこと。SMAPにそのような歌唱力といったものを求めるのがそもそもの間違い。他に歌の上手なアーティストはいるし。歌の巧拙云々の前に、五人の声が重なった時の透明感のある鮮やかさに耳を傾けてみてはいかがか。 SMAPがこれだけ長い間国民的なアイドルとして聴かれ続けているのは、決して偶然ではない。彼らの歌声は、「みんなで歌う」快感を聴く者の中に呼び起こす。他のアイドルグループが持ちたくても持ち得なかった、SMAP最大の武器である。その歌声は、また、様々な曲調に溶け込みうるという稀有な性質も持ち合わせている。このような誘引力を持った透明な歌声が、SMAPの様々な曲を人々に口ずさませているのである。ヒットの要因が作曲陣の能力、彼ら自身の人気だけにあると決め付けてしまうのは早急である。 このような着目すべき特質があるにも関わらず、それを無視して、歌が稚拙であるという理由だけで、この曲が音楽表現への冒涜であるなどと言い切ってしまうことは、少々乱暴ではないかと思う。 以上、適当なことを書いてしまいましたが、とにかく私はこの曲好きです!今年はぜひライブをやって欲しいですね!
|