気に入った。忙しいが又昔の仲間にあった時に見せれば、いい話の種になる事でしょう。
興味深く、かつゴシップ好きの人にも恰好のタイトルであり、また内容もそのような見方で読むことも可能です。 しかし、著者がアメリカに長期間在住して調べただけのことはあり、興味本位の自称ジャーナリストが、ゴシップネタのために推測したものとはひと味ちがいます。 記者として平壌で生活し、その実態をよく知っている著者ならではの見識と、アメリカの公文書を徹底して調べ上げたジャーナリストとしての感性、そしてそこから導き出されたもの…。 北朝鮮という国について、またテレビやイエロージャーナリズムの報道のあり方について、再度考えさせられました。 この見方がすべてではないとは思いますが、知らずに語ってはならない、北朝鮮に興味のある方にとっては必読の書かと思います。
時計自体は色違いで気に入りました。クロノ、分針、リュウズの色が黄銅色がいまいち気になった。皮バンドの黄色のステッチは、いいですね。
この本を読んだ人が増えれば増えるほど世界は良い方向に向かっていく。そう思わせるほどの名著。とっても蜂だけの話とは思えない。まさに今、人類が辿りつつある道をほんの少しだけ先を行った生物の物語は圧巻。惜しむらくはタイトル。原題をなぞって『実りなき秋』みたいなタイトルにすれば、この本は『沈黙の春』に勝るとも劣らない本になったのではないか。もう新書調の「なぜうんたらかんたら」はやめていただきたい。ずっと残るはずの名著が一過性のものと同じ扱いになってしまう。
ミツバチの大量死というニュースがアメリカから伝えられたのは5年ほど前のことになる。その後、フランスからも同様な現象が伝えられた。それが最近では日本にも及んでいる。本書は、その状況と原因解明に向けた取り組みを書いたノンフィクションである。また、現代の農業におけるミツバチの役割や養蜂についての詳しい説明もある。原因はこれだと解明され、一件落着めでたしめでたしで終わっているわけではない。しかし、日本の一部にあるような、特定のものを原因ときめるような安易な思い込みによる追究ではなく、大量死の原因についてさまざまな可能性をその背景を含めて検討しているきわめて良質な内容の本である。
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