妊娠中絶が合法か違法かを観る者に問う作品。
中絶の中には、命,殺人,愛されずに育つ子供等々多くのテーマがあり、 どれも人間が裁くのは困難。 それが最高裁判所の判事9人に委ねられる。 双方に正義があり、切実に真剣に主張する。
評決への過程において、 「双方の主張によく耳を傾けろ。必ず見落としているものがある。」、 という言葉が印象に残った。
灰色決着を批判されることもあるけれど、 これだけ多くの人間がいて物事を白黒はっきりさせることは簡単ではないと思う。
人間は試練にぶつかった時、その人の人生観が試され、 更に外界の状況を考慮して何らかの決断を下す。 大事なことは、決断までにどれほど深く悩み抜いたかということと、 形や姿ばかりにこだわらず、心の底にある正直な気持ちにどれだけ忠実であるか、 ということだと感じた。
「11」を観て面白いと思った人が、「11」のような巧妙なストーリーを期待して観ると「つまらない」と思うかもしれない。 でも「11」なくして「12」は観ることが出来ない。11のキャラを総動員(+数名!)して パーッと同窓会していると思うのが一番妥当なんだろうか。前作「オーシャンズ11」の原点となった F.シナトラの「オーシャンと11人の仲間」が、いわゆる“ラットパック映画”という言葉(シナトラと その友人であるハリウッドセレブ達がお遊びのノリで作った映画のこと)で表現されるのは 有名すぎる話ですが、今回の12は、そういう点で言うとより“ラットパック的”なのかもしれない。 言いたかったのは、クルーニーとそのお友達という新生ラットパックによるお遊び的雰囲気に 観ている側がどれだけ着いて行ってあげるかという事なんで、キャラというよりも、演じている俳優そのものを どれだけ好きかで評価が分かれそうな気がする。彼らが楽しく演じている様子を第三者的に ハタから見て「楽しそうね~」と面白がれるなら、一見の価値はあり。 相変わらず音楽と映像、衣装は美しく、特に今回はヨーロッパの風景やゼタ・ジョーンズのキュートさと トロイでの肉体改造の余韻さめやらぬブラピのスタイルも抜群です。 休日のお昼などに肩抜きしてパスタとワインでも賞味しつつ鑑賞してはいかがでしょうか…という感じかなあ。
2週間ほど飲んだ所で膀胱の痛みが消えました。2ヶ月ほどで12本飲みましたが、再度注文し続けようと思います。
11では盗みそのものが話の中心になっていてドキドキハラハラだったのですが、12では泥棒同志の関係性ライバル意識に重点が移っていて盗みそのものの持っていき方が雑です。
紅一点役がジュリアロバーツではどう考えても無理があった11 からキャサリンゼタ=ジョーンズをいれてくれたことにより一気に華やかになりました。 とにかくこの一点だけでも進化と言えます。
舞台もアムステルダム、コモ湖、ローマ、等々世界中を駆け巡っていてなかなか良い。
手に入れるためではなく、金を返す為に再び集結したという設定があまりかっこ良く無いのでイマイチ入り込みづらいのかもしれません。
際立ってサウンドトラックがカッコいいです。 軽快なリズムに乗せて華のある人たちが動き回る映画ならではの世界観。
子供との海水浴用に買いました。 これがあるだけで何倍もレジャーを楽しむことが出来ます。 プライスレス。
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