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Quincy Jones-The Midnight Sun Will Never Set (1960)
クインシー・ジョーンズ 最新動画


Autobiography of Quincy Jones

少年期に離別した母親の存在との葛藤、貧困と人種差別、そうした厳しい環境の中から、音楽に精神的な自由を求めていく姿が、非常に赤裸々に自らの手で書かれている。トランペッター、アレンジャーとして出発し、やがてプロデューサーとしての地位を確立するに至るまでの、音楽界のスーバースターたちとの数多くの出会いについても詳細に知ることが出きる。また、随所にそれらの友人たちや、家族のコメントがバランスよく挿入されており、自伝においてもアレンジャーとしての本領を発揮している。天才プロデューサーの生の人間性に触れることができる、ミュージックビジネスに興味を持つ人に絶対お勧めの一冊。



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クインシージョーンズの生誕75周年を記念したコンサートですが、集まったゲストが凄いです。ハービー・ハンコック、チャカ・カーン、アル・ジャロウ、トゥーツ・シールマンス、ジョー・サンプル、パティ・オースティンなどなど超豪華メンバーが集合しました。中にはペトゥラ・クラークやナナ・ムスクーリなど懐かしい方もいました。皆さん熱演でしたが、圧巻はナチュラリー7のアカペラボイスパーカッションで、人間の声でここまで表現できるのかと本当に感心しました。素晴らしい映像と音楽で至福の3時間がすごせました。買って損の無い1枚です。



クインシー・ジョーンズ自叙伝

圧倒的なきらめきをもった魅力的な自伝だ。恋多きやんちゃな悪ガキ、博覧強記と先見の明、圧倒的な量と質の作曲・編曲とプロデューサー・ビジネスマンとして膨大な雑務をこなす情熱・忍耐力・寛容さ、そして家族や友人への愛情深さ。それらと切り離せない、幼少時からの母をめぐる深い心の傷、黒人差別。こうした彼のパーソナリティの魅力と、めまぐるしく変化する社会にあってローティーンの頃から「音楽の送り手」たらんと疾走してきた人生の密度の高さで、一気に読ませる。

エピソードとしては、パリのレーベルでの音楽監督としての活躍、作曲修行(女性作曲家ナディア・ブーランジェに師事)、そしてビッグバンドとその家族(まで!)を率いてのヨーロッパ地獄のドサまわりが印象的だった。これがまだ20代半ばのことなのだ。ジャズがアメリカの片田舎からヨーロッパにまで彼を導き、広い視野が培われていった。

マイケル・ジャクソンとの出会いは、神の采配といいたくなる。R&Bのボーダーを超えたポップで洗練されたグルーヴの創造は、このふたりの強烈な化学反応があってこそだろう。クインシーは、ひたむきで情熱的で才能に溢れたマイケルに、若き日の自分を重ねたに違いない。息子のように慈しみ手塩にかけて、マイケルを前人未踏の境地にまで押し上げた。その後少し距離はできたが、二人の絆は特別だった。

絶妙なバランス感覚と柔軟な視点。遊び心と高いプロ意識。「ジャズは自由であり、想像であり、すぐさま転換できるもの、民主的で、しなやかな視点そのものだ。このジャズのすべてが、ビジネスマンとしての私を形成し、自分自身や人との関わり方に大きな影響を与えた」(332頁)。分野を問わず、創造的な仕事をめざすプロフェッショナルたちにすすめたい。



スラッガーズ・ワイフ [VHS]

アメリカのサイトでみつけたスポーツ映画のワースト10の10位にランクされていたので、どれだけムカつく映画なのだろうかという好奇心から、どうしても見たくなりました。
【ストーリー】
独身の現役メジャー・リーガーのダリルは、クラブで歌っていた歌手デビーに一目ぼれ。
楽屋に行って口説くが最初はまったく相手にされず、みんなの前で明日の試合でデビーのために2本のホームランを打つと宣言。
ようやく心を開きはじめたデビーは、ダリルの試合観戦に来るようになるが、彼女が来ると絶好調。
メジャー・リーグの年間ホームラン記録61本(当時)を塗り替えそうな勢い・・・
だが、デビーには歌手になりレコードを出す夢があり、ダリルのそばにずっといるわけにはいかない。
彼女がいないことでダリルは超スランプに陥り・・・
【感想】
評価が低いというか、悪い評価を得いているのは、主人公の男女の関係が中途半端だから・・・なのでしょうか?
個人的には、どうしてこれがワースト10なのか不思議なくらい素晴らしい作品だと思いました。
ちなみに別のランキングで野球映画のTOP77では、ギリギリ77位にランクインしていました…というか、サンク付けした人が見た作品が77本しかなくて、その最下位とも言えなくはないですが・・・。
・・・これでは、全く参考にならないですね。



Q: The Autobiography of Quincy Jones

圧倒的なきらめきをもった魅力的な自伝だ。恋多きやんちゃな悪ガキ、博覧強記と先見の明、圧倒的な量と質の作曲・編曲とプロデューサー・ビジネスマンとして膨大な雑務をこなす情熱・忍耐力・寛容さ、そして家族や友人への愛情深さ。それらと切り離せない、幼少時からの母をめぐる深い心の傷、黒人差別。こうした彼のパーソナリティの魅力と、めまぐるしく変化する社会にあってローティーンの頃から「音楽の送り手」たらんと疾走してきた人生の密度の高さで、一気に読ませる。

エピソードとしては、パリのレーベルでの音楽監督としての活躍、作曲修行(女性作曲家ナディア・ブーランジェに師事)、そしてビッグバンドとその家族(まで!)を率いてのヨーロッパ地獄のドサまわりが印象的だった。これがまだ20代半ばのことなのだ。ジャズがアメリカの片田舎からヨーロッパにまで彼を導き、広い視野が培われていった。

マイケル・ジャクソンとの出会いは、神の采配といいたくなる。R&Bのボーダーを超えたポップで洗練されたグルーヴの創造は、このふたりの強烈な化学反応があってこそだろう。クインシーは、ひたむきで情熱的で才能に溢れたマイケルに、若き日の自分を重ねたに違いない。息子のように慈しみ手塩にかけて、マイケルを前人未踏の境地にまで押し上げた。その後少し距離はできたが、二人の絆は特別だった。

絶妙なバランス感覚と柔軟な視点。遊び心と高いプロ意識。「ジャズは自由であり、想像であり、すぐさま転換できるもの、民主的で、しなやかな視点そのものだ。このジャズのすべてが、ビジネスマンとしての私を形成し、自分自身や人との関わり方に大きな影響を与えた」(332頁)。分野を問わず、創造的な仕事をめざすプロフェッショナルたちにすすめたい。



Quincy Jones-The Midnight Sun Will Never Set (1960)


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