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トミー [Blu-ray] 極彩色の画面に強烈な音楽が躍動する。 70年代ロックカルト・ビック3の一角 (残りは『ロッキーホラーショー』『ファントムオブパラダイス』)。
と、いうことでビデオで観たのが25年ぐらい前。 (その後10年ほど前に一度レンタルでDVDを観ています)
初見の時(←当時の視聴環境は最悪でした)はド派手な映像にビックリしたものの、冗長な印象(特に後半)を受けました。強烈な毒気も感じ結局あまり好きになれませんでした。(80年代当時の感覚だと)音楽も中途半端に古く思いましたし…。それでも、ティナ・ターナーは強烈でした…!。(いまでも本作を思い出すとき最初の印象は‘麻薬の女王’です。あのプルプル震える唇が…)
今回、ブルーレイが比較的廉価(←特にアマゾン価格の場合)で出たので、コレをチャンスと購入してみました。おそらくしっかり観たのは初めてです。
ヘッドホンで大音量で再生。…これは面白いっ!

旧メディアより画質が向上しているかは私には判りませんが、70年代の映画としてはそこそこだと思いました。
音も不満はありません。 昔、中途半端に古く感じた音楽も時代がすっかり一回転したからなのか…最高にいい。
70年代のファッション(本物のリーゼントを見た!)や風俗がまた刺激的。
(サイケデリックな印象もある映像。ドラックカルチャーの影響。)
粗筋はなんとなくわかっていたので、ひたすら音楽と映像に浸るように観ましたが、非常に愉しめました。この見方がいいようです。

それに、よく観れば色々と今日的なテーマ(児童虐待や宗教による金銭的搾取、等)も盛り込まれているし、確かに巨大なMTVとしての先進性もあります。当時、かなり革新的なフィルムだったことがわかります。さらに言えば、現在ではその古さゆえ逆に新たな価値を獲得している部分もあると思います。
出演陣もかなり充実していますが、やはりアン・マーグレットが特筆もの。受ける側のオリヴァー・リードもかなり好演です。
個人的には、アーニー叔父さん(キース・ムーン)の怪演が楽しい。 …志村けん(←8時だヨ全員集合の頃)を思い出しましたよ。
そのほか名前を挙げたらキリがないほど充実していす。(それでも、エルトン・ジョンの名前を素通りするわけにはいかない!)

ブルーレイに収録の特典もなかなか興味深い。(特典の内容は旧コレクターズエディションの再録のようですが)
故ケン・ラッセル監督のインタヴュー等も貴重だが、やはりアン・マーグレットのインタヴュー時の映像が凄い。今でも本当に美しい…!。
いま購入を検討するなら特典収録がない (らしい) DVDより本商品を買うべきと思います。

本作は、70年代ならではのパワフルな音楽と映像でガンガン押してくる非常に愉しい作品です。観れば熱い70年代に 『見て、感じて、触れて、癒して』 もらえます。
未見の方、是非。

ついでに
この勢いで他のケン・ラッセル作品群のリリースをお願いします。(『マーラー』楽しみにしています)

Catalunya 若い日ギターを弾いていた。下手の横好きのようなギターだったが、聴くほうは好きで結構ギター曲のCDを持っている。
益田さんのCDも数枚持っている。

ご近所探偵 TOMOE -ディレクターズ・カット- [DVD] くっだら~ん!(笑)ホントにくだらなくて面白い(笑)
これは一本と言わず、是非トリックのような1時間ドラマの
シリーズ物にしてほしいところ。
野波真帆のしゃべり方は最高~!この人すごいね。

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