正体不明のナニカが連続殺人の犯人なんですが、一応別の次元から来た人間という事になってますが最後に登場するそいつを見たら人間とはとても思えないです。だから人間の悪意って言うテーマがイマイチ伝わらないっていうか悪い言い方すると気取ってるって感じがしてしまいます。テーマをあまり気にせずサスペンス・ホラーとして見たらなかなか面白くて特に前半はテンポがよくてかなりいい感じだし江口洋介と原田芳雄のコンビが相性よくて楽しいです。
この作品は次はどうなるのかと毎回ドキドキします。現代の日本を舞台に、主人公たちと一緒に冒険しているような気分になり、自分もこんな風に現代の日本を舞台に、冒険をしてみたいと思わさせられます。次々となぞが現れるストーリー展開もいいですし、話の進み方にスピード感があって見てて飽きません。私の大好きなドラマです。
猟奇殺人者を追う刑事の物語。 敵の正体の謎を求めてどんどん読み進められます。
原作と映画の溝を埋めた 原田さんの演技に注目
泥臭い汗臭いデカ臭を ムンムンとさせてます。 やはり画面越しに その迫力が・・
楽しめる良い作品でした。
もっと原田さんの他作品もDVD化して欲しいものです 哀悼の意を表します
恐ろしい連続猟奇殺人事件が起こる。これまでのところ凶器は見つかっていないが犯人は被害者の首を切断し、頭をかち割り、脳味噌を取り出す。それを何かに使うのだけれど、私の口からはとてもいえないおぞましいことだ。本書では誰の心にも潜む「悪意」に焦点が当てられている。その悪意に自制が効かなくなり、膨張していったらどうなるのだろうか。悪意を多角的に捉えているのがミソなのだろう。上下巻900ページにわたって、いろんなドラマが積み重ねられていくのだが、中にはチープなエピソードも含まれている。登場人物たちの内面が一面的で稚拙なところもある。クライマックスも思ったほどインパクトがない。アイディアが突出しているものの他が疎かになったか。
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