下記の名前に一度でもハマったことのある人には本書はちょっと危険です。 「クレイジー・ケン・バンド「ピチカート・ファイブ」「ヴィンセント・ギャロ」「クエンティン・タランティーノ」「ポール・トーマス・アンダーソン」「マイク・マイヤーズ」「ウディ・アレン」「ジョン・カサヴェテス」「植草甚一」「勝新太郎」「久保田真琴」「ヤン富田」 ポップ中毒に感染する恐れがあります。 前作にあたる「ポップ中毒者の手記」のレビューでは、新しいものが好きな人は読んでくださいと進めておきながら、実は本の内容は10年前のカルチャーだったりして。今回もそうなんだけど、川勝さんのすすめるものは5年や10年たっても、時代の先端を感じさせるものばかり。古くならないんだよなぁ。なんでだ? ま、いいか。
~解散コンサートを含めて彼等のステージは3~4回見ています。それなりに良かったんだけど、スタジオ録音と比べるとね。当時の彼等は、ステージでは、やりたいことと、出来ることのギャップがかなりあったような気がします。練習不足とか、機材の問題なんかでね。でも、オリジナルの“ゆでめん”“風街ろまん”“HappyEnd”の3枚は今聞いても新鮮で、iPodに入れ~~て持ち歩いているほど好きです。ホントにびっくりするほどのレア音源満載だったら買いです 。で、今日着きました、COVERが松本大洋なのね。CDDBにまだデータが入っていなくて打ち込んで上げときました。一万八千円は高いかも、一応ブックレットはついてるけど、もうちょっとかな。つぎにBoxを出すときにはライノにお願いしましょう。~
彼自身、こうしたポップカルチャーを愉しみながら、自らそのカルチャーを育て・創ってきたんだなというのが至る所から伝わってくる名著。 私は、後追いで好きになったものが多いけど、リアルタイムの空気を、少しかも知れないけど感じられて、凄い嬉しいし、一方、そう感じさせてくれる川勝さんがもういないんだと思うとやっぱり泣けてくるのです。
個人的には糸井重里、ウォン・カーウァイあたりのくだりが非常に気に入っています。
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