非常に面白い作品です。 最近のゾンビ映画は走ったりしますが、 この映画は走ったりなんてしません。 むしろ走らないほうがゾンビらしく、怖いと思います。
白黒はちょっと無理という方は、リメイク版をおすすめします。 自分的にはこっちのほうが面白いと思いますが・・・
非常に面白い作品です。 最近のゾンビ映画は走ったりしますが、 この映画は走ったりなんてしません。 むしろ走らないほうがゾンビらしく、怖いと思います。
白黒はちょっと無理という方は、リメイク版をおすすめします。 自分的にはこっちのほうが面白いと思いますが・・・
オリジナル(ロメロ監督)のリメイクらしいのですが、なかなか見れました。ヒロインのパトリシア・トールマンという女優さんは知りませんでしたが、90年代にこんなに素敵な女優さんがいたのか、という感じでした。最近のゾンビ映画「28日後」や「ドーンオブ・ザ・デッド最新版」などのゾンビはやたら動きが早くてビックリでしたが、久しぶりに昔のゾンビ映画を見て、ゾンビってそういえばゆっくり動くんだったっけ、と思いました。
これ以前のゾンビ映画が、VOODOOのオカルト的なリビング・デッドであったのに対し、SF的なルールを持ったゾンビ(噛まれた者もゾンビになる、頭を撃てば死ぬ、など・・・)を「発明」したのがこの作品です。 内容はかなりインディーズ映画的色合いの強い作品です。 (実際にインディーズ時代のロメロの作品。サラリーマン時代、仲間内で資金を集め、週末をつぶして約9ヶ月で撮ったと言われています) ゾンビの登場シーンも唐突だし、学生の映画研究会が作ったような「ド素人丸出し」の映画ですが、ストーリーよりも「状況」をリアルタイムで観せるという手法は、「起承転結」のしっかりした大手の映画会社の制作したホラー映画の常識をまったく無視していて、ニューシネマ的といおうか、当時は斬新だったのでしょう。 ところがその「素人っぽい」映像が「映画」というより「ドキュメンタリー」のような効果を生み出し、観客までもがゾンビに囲まれ廃屋に閉じ込められているような感覚をもたらしてくれます。 ゾンビの怖さよりも、極限状況でとる人間の行動を映し出すことに力点をおいたような作品で、「ゾンビ」そのものはそのシュチュエーションを作り出すためのお膳立てのような感覚です。 「えっ、そんな!」というような不条理なエンディングも、意表をついています。 ちなみにこの作品、現代アート作品としてニューヨーク近代美術館に永久保存されているとか。
この映画のグッズは数少ないので、なんでも欲しくなります。これもたまたま発見。なかなかいいです。 しかも1000個限定品で少し得した気分。偶然みつけた商品だけに嬉しいです。
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