自分を裏切り、敵国の研究員となった河野。
千茅は河野を理解できないまま、互いの人型(パペット)を接触させ合い、どちらが先に情報を奪うことができるか、という戦いを受けることになる。
河野の人型プラチナと、千茅の人型トパーズ。
体を接触させることで情報を読みとることができる、という情報兵器である二人は、河野と千茅の困惑を余所に、徐々に接近していく―――
ショートショートを読んでいるような気分にさせてくれる漫画でした。
ラストのオチはありがちですが、伏線が上手く張られていておもしろく感じられました。
負ければ廃棄処分、と口にしながら互いを愛撫するプラチナとトパーズの、本人達にすら無自覚な恋も切なかった。
美しい話でしたが、やっぱりもうちょっと救いが欲しいなあ、とも思いました。
卒業ソングとでもいうべきか、すごく暖かくなれる曲です。 本当にいい曲です。
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