健気に頑張る母親を十朱幸代さんが好演。母子家庭を支えていますが、取材先で誘惑されたり、屈辱的な扱いを受けたりします。だから、耐えきれなくなって2人の息子に向けて「私だって外で働いていて、君たちには言えない悩みがあるのよ!」と大声で泣きながらストレートに感情を露わにしたりします。そんな母の思わぬ姿に2人の息子も号泣します。母子家庭、父子家庭などは、いまどきそれほど珍しくもありませんが、たとえ両親が揃っていていたとしても、家庭にはそれぞれ他人には言えない秘密や悩みがあります。頑張ることも、耐えることも必要ですが、ときに感情をぶつけ合うことも家族だからこそ、と改めて感じました。
ミスプリント
赤城忠治率いる日本のバグルス(チューブス?)と呼ばれたフィルムズの唯一のアルバム。当時、YENレーベルから2nd.を準備していたが出なかった。しかし、1st.でこんなにも緻密なかっちりとした完成された世界(捨て曲なし!)を構築したとは、とても信じ難い事である。今度で3回目のCD化だが、リマスターの上に、なんと幻のシングル(Girl)とライブ音源(含 未発表曲)がボートラで追加。前の方も書いておられるように、全曲通して聞き終わったあとは、ピンクフロイドのThe Dark Side of the Moonにも似た良質のSF小説/映画の様なメランコリーが残る。この後続いて発売予定という未発表音源CDも楽しみだが、是非、当時製作された2曲のプロモビデオ(30th century boyとTV phone ageだったか?)を見たいものです。直、後に発表されたクレーバーラビットとソロ(Blue Planet)も良いメロの曲多し。
鈴木さえ子 - I wish it could be Christmas everyday in the UK