この映画は、主人公が、過去にさかのぼって語るという形式をとっています。保険外交員の主人公は、顧客のディートリクソンの妻の誘惑に負けて、夫殺しに荷担してしまいます。
主人公は保険会社勤務ですので、普段は保険金目当ての事件などを見抜く立場にありました。
そのため、アリバイづくりなどは用意周到で、何もかもすべて完璧でした。
しかし疑り深い同僚のキーズにより、次第に計画がくるい始めます。
この妻というのが本当に恐ろしい!
特に主人公の後ろ姿を見つめるときの何かをたくらんでいる目。
夫が死んだら一緒に暮らせるなどと持ちかけ、
主人公は1度は拒否するものの、結局殺人を犯してしまうのです。
主人公を破滅させる、悪女とはまさにこのことです。
最後の最後まで目が離せない作品です。
世界名作映画全集 深夜の告白 [DVD]
脚本にチャンドラーが参加しているので、こうれはまさにニチャンドラーというサスペンス
監督がワイルダーなので、完成度は言わずもがな!
ウディアレンなども、この映画のワンシーンを流用お手本したりと
現在の名監督も、この映画の構成を参考にしたりと、かなりいい映画です
殺しに関しては、じゃっかんの甘さを感じるのだが
ここではバーバラ・スタンウィックの悪女ぶり、それに人生を破滅させられたマクマレー
の哀れな姿を楽しむ映画ですから!
見事なほどの演技で引き込まれるよ
見所多し!
保険金詐欺は、会社が妥協せずに調査するので、やめようというメッセージです!
金が欲しいからと、軽くやっても向こうは支払わないですから!
勧誘は甘く支払いはシビアという、銀行と並んで金融界のタコですよ!(誌ね!!