ELO / ZOOMツアー・ライヴ [DVD]
以前に発売されていたDVDですが、再販で値下げされてうれしいですね電車男のテーマ曲のおかげでクィーンに引き続き今年はELOの大ヒットになればいいなぁと往年のファンは思います。
Live at Wembley: Out of the Blue [DVD] [Import]
2006年版LIVE AT WEMBLEYは既発のものとは比較できないほど素晴らしい。
画質ももちろん良くなっているのだが、まず音を聴いて驚いてしまった。
当時、公演の際おこなわれていたテープを使用した弦などの音が、かなり抑えられていて
バンドの実際の演奏(一部、ボコーダーの音など不明な箇所はあるのだが・・・)を
クリアな音で聴くことができるのだ。
ライヴ映像が少ないバンドだけに、このリニュアルはファンとって喜ばしいことであると思う。
さらにオフィシャルプログラムも封入されているのだが、残念ながら今回もリージョン1である。
ディスカバリー(紙ジャケット仕様)【2012年1月23日・再プレス盤】
とはとても思えない仕上がり 極上のPOPソング集です
ジャケットも面白いデザインです
個人的には、この時代がELOの全盛期だったと思います
[国内初DVD化・日本語字幕]エレクトリック・ライト・オーケストラ/ライヴ・アーリー・イヤーズ [DVD]
ELOといえば、何となくスタジオ録音主体のバンド、あるいはライヴでのテープ使用/口パク疑惑などがあり、「ライヴに弱い」という根拠の無いイメージに塗りつぶされている気がする。
また、彼らの音楽で聴くべきは「オーロラの救世主」から「ディスカヴァリー」までの諸作であり、特に初期〜中期の作品には面白みがない、という、これも根拠の無いイメージがあるのではないか、と思う。
しかし、だ。
このDVDを見てロックファンは、目から鱗が落ちること確実! 彼らはそもそもライヴ前提でバンドを構想していた事がよくわかる。本作は1973年から76年、作品で言うと「第三世界の曙」〜「フェイス・ザ・ミュージック」までのライブ演奏を収めたものだが、素晴らしい演奏!! 単に上手いのではなく、ロックバンドとしての迫力やノリの良さ、あるいはプログレの持つ緊張感が凄いのだ。スタジオ音源ではただドタバタした音に聞こえたベブ・ベヴァンのワイルドなドラミングなど、惚れ惚れする。楽曲もシングルヒットした曲だけでなく、どれも演奏した際のダイナミズムに溢れていて、曲を知らなくても引き込まれる事間違いなし。
ストリングスだって、スタジオでダビングするだけならパーマネント・メンバーに引き入れる必要は無いのだ。一体感を持ってライヴを重ねていくためにこそ、彼らはバンドメンバーになっている。ミック・カミンスキーのヴァイオリンも、美形メルヴィン・ゲイルや、今でも現役でジョン・ウェットン等と共演しているヒュー・マクドウェルのチェロのリアルで骨太の弦の響きが堪らなく興奮させてくれる。
いやあ、よくぞ発売してくれました。 これは絶対に全てのロックファンが見るべき。ELOはライヴも魅力タップリです!
Xanadu
80年発表 (の9作目。) 『Xanadu』のサントラ盤であり、アナログ時代は片面をオリビア・ニュートンジョンと分け合い、ELOはタイトル曲を含む前半の5曲を担当している。実のところ本作はサントラ盤としての構成は薄く、お互いの楽曲を持ち寄ったスプリット盤としての要素が強いため、逆に言えばごく普通にアルバムとして楽しむことが出来る仕上がりである。ELOの方は黄金時代そのままの『ディスカヴァリー』の延長線上の仕上がりであり、次作でバッサリと無くなるストリングスがそのまま残っているのも魅力。またサントラ効果もあってタイトル曲ではオリビアのリード・ヴォーカルが入っている。ELOとしては前作が黄金時代のアンコールなら本作は拍手で迎えられた2度目のアンコール登場といった感じだろうか?楽曲はまさに珠玉の一言。一つの幕引きのような華やかさと寂しさを同居させた名残惜しさのようなものを感じさせる内容である。オリビアの方は比較的あっさり目のポップな楽曲が持ち込まれているが、トータルとして聞いても違和感はない。