TIME マイケル・ジャクソン 特別号
表紙の写真が文句なくかっこよく、レビューも良かったので購入してみました。確かにニューズウィークなどとは比べ物にならないくらい、「偏見に満ち溢れて」はいません。
でも基本的なスタンスとしては、80年代までの彼は素晴らしかった、90年代以降はおかしくなった(そして音楽も前ほど素晴らしくない)という前提で書いてあります。子供をテラスからファンに見せたのも「奇行」(個人的には、しっかり抱えてさえいれば、普通の親はふざけてやってしまうことだと思うのですが)、子どもへの性的虐待もシロとはいえない、という風に思っている記者さん達が書いていると思われます。
さすがタイムで、なるべくニュートラルに淡々と書いてあり、写真もよいものをセレクトしてあると思いましたが、アメリカのメディアの視点は結局は変わらなかったんだなと痛感、少し悲しくなりました。
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09年8月に発売されたLIFEを読みました。こちらは安心して読めるし装丁も立派(TIMEのぺらぺらとは比べ物になりません)、写真も秀逸で、マイケルファンの方でアメリカの追悼本を探されている方には、こちらを強くお勧めします!
未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ [DVD]
スーパー戦隊Vシネマ作品第7作目「未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ」のDVDが登場です!!この作品はタイムレンジャーの中盤、ゴーゴーファイブのその後のお話です。見所は敵のロンダーズ囚人です!!何が見所かというと、過去に登場したロンダーズ囚人の姉や叔父や双子の弟や又従兄弟やはたまた隣人として登場するからです!隣人って…。災魔一族のピエールも登場し、ロンダーズに協力します!ゴーゴーファイブからビクトリーロボが再登場するのは嬉しいです!!脚本は山口亮太さんです。
Time Out
ブルーベックといえばテーク・ファイブ、テーク・ファイブといえばブルーベックだが、「テーク・ファイブ」の作曲者はアルト・サックスの名手ポール・デスモンド。このアルバムのテーク・ファイブでも、ブルーベックのピアノよりデスモンドのサックスを聴くべきだ。くぐもった暖かい音色がデスモンドの身上。テクニック、ジャズの心に溢れた名手なのだが、実態以上に低く評価されているのが残念。デスモンドのサックスに耳を澄まそう。(松本敏之)
タイム・アウト
僕が最初にモダン・ジャズを意識して聴いたのがこのアルバムにあるテイク・ファイブではないかと思う。それは1960年代前半のことだと記憶する。その前にもディキシーランド・ジャズやスイング・ジャズさらにモダン・ジャズも耳にしていたと思うが、明確に「この曲はなんだろう」と意識し気にしつつ「これがモダン・ジャズなのか」と思ったのがこれだった。テイク・ファイブという曲名も割合早く知ったし、5/4拍子の変拍子ジャズだということも知った。おそらく姉に教えられたのだと思う。そういえばビートルズやローリングストーンズも姉からの入れ知恵で小学生ながらその存在を知った。確か背広のコマーシャルでこの曲が流れていたはずだ。50過ぎの世代には懐かしいテレビの一コマなのではないだろうか。その後ドリンク剤のCFでも使われたし、その意味では最もポピュラーなモダン・ジャズの名曲だといえる。ブルーベックが白人のピアニストの一番人気の座をずっと占めていたことを知ったのはもっと後からだが、ポール・デスモンドの美しい転がるような音色のアルト・サックスに当時魅了されたし、ジョー・モレロのドラムのリズムの正確さとスリル満点の即興性にも引かれた。いずれにしても最初の出会いは初恋のような甘酸っぱさがあり、いつ聴いても心がわくわくする。