『コン・バトラーV』や『ボルテスV』、それに『ダイモス』など 『マジンガーシリーズ』・『ゲッターロボ』にも劣らぬ ロボットアニメの花形が、そろってます。 それでこの価格は、非常にお手ごろ!。 ぜひ、あなたのコレクションに!。
長谷川裕一先生は、ロボットアニメを本当にお好きなんですね。 ライディーンからダルタニアスまで勢揃いするのは、スーパーロボット大戦シリーズでも今まで無かったのでは(間違ってたらすいません)。実際に勢揃いするのは次巻以降になるのでしょうが。 まさか三輪防人が出てくるとは…。晶も言っていた(うら覚えですが)ように、『異星人や妖魔だから、闘ってきたんじゃない』って事は、重要なファクターになって来るんでしょうね。三輪防人は地球人だけど、心は悪魔ですから、晶は敢然と闘ってくれるだろうと期待します。 長谷川裕一先生は、我々の期待を決して裏切らない漫画家であることを、知ってるんですけどね(笑)。 でもこれ、この平行世界にもザール星間帝国がいずれ攻めて来るんでしょうね。 まだまだ物語は続けられそうですね、長谷川先生!
「機動戦士ガンダム」の大ブームが時代の流行を変えた影響で 本作は忘れ去られてしまった、というのが視聴前の印象だったので 正直、作品内容はそんなに期待してませんでした。でも これは、面白すぎる・・・。
熱血・江戸っ子・お調子者という主人公・盾 剣人役を 若手時代の古川登志夫さんが、シリアスもギャグも容赦なしのパワフルな演技で作品を牽引。 とくに、古川さん特有の悪戯っぽい笑い方が剣人の自由奔放なやんちゃ小僧としてのキャラクターを際立たせ、 ハードなストーリー展開による重苦しさをほどよく中和。絶妙なキャスティングです。 『コンバトラーV』での、「得意分野の異なる戦闘メカ編隊」から変化した本作の主役ロボット・ダルタニアスは 『頭部から小型ジェットが分離する中型ロボット』『意思を持ったメカライオン』『中型ロボットの飛行能力をサポートする戦闘機』と、 メカの統一性を完全に廃することにより、従来作品と異なる行動パターンや戦略のバリエーションが生まれ、 作品に独自の魅力を持たせています。 この1作品で3度おいしい組み合わせ。玩具同士のプレイバリューの高さの面から考えても、 放送当時にDX合体セットが売れまくったというのは当然でしょう。
肝心のストーリーは、いわゆる長浜路線の大河ドラマ的要素も熟成され、 素晴らしい完成度に仕上がっています。 序盤ではザール帝国に家族を殺された者同士がたくましく生きる模様、食糧不足問題や戦災孤児ゆえの苦悩のドラマに圧倒。 学校や発電所が再建されるなど、回を追って次第に町が復興へと向かう描写なども秀逸。
中盤からは他の惑星から来たキャラも多数登場、よりハードなエピソードが続出し、連続ドラマがさらに加速。 そして(作品の本筋とは無関係ながらも)剣人の相棒・弾児の、 父の無実を晴らすために真犯人を捜し、その強烈な結末を迎える、 あまりに生々しいインパクトを残す10話&25話は必見。 また、新武器登場と必殺技の強化を果たす中盤のクライマックスを境に、 (ダルタニアスの外見に変化が無いにも関わらず)合体シーンに新作画を多数追加するなど、 制作スタッフの熱気が伝わって来ます。 合体時の電磁波エフェクトや効果音、「超電磁イレーサー」、BGMの流用が、 確かにシリーズの血統を受け継いでますね。
また、あきれるほど自己中心的な「次期皇帝の妃候補」をはじめ、 滑稽なまでに家柄、権力にこだわる者達と、 あくまで一人の地球人として生きる剣人との対比も痛快。
どんな状況にあっても前向きに強く、明るく生きる事を教えてくれる、 心に沁みる快作です。
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