新作をリリースしたばかりのボウイ特集が目玉。 巻頭から60ページを超えるぶち抜き。 名物のセンターの昔の写真コーナーも かっこいいボウイがたくさん見れる。 年代ごとに多数のブート盤の紹介が満載。 ボウイ史を総括しながらも、 たくさんの寄り道的楽しみを提示してくれる。
しかし、本誌の特性上、初心者は注意が必要。
新作の解説とか、 これまでの作品のディスコグラフィとか、 そういうビギナー向けの内容は皆無なので、 ファンでないと厳しい。
ボウイ初心者、これからボウイを聴こうという人には おすすめできない。
英国人ボウイがUSAを制覇したアルバム。
なぜヒットしたかキンキンの時代にキンキンのナイル・ロジャースのプロデュース。
時代で変化するボウイの何故これが1位なのか…王子だったからかな?
特に日本ではツアーで大阪では失神者が出てコンサートが一時中断の騒ぎだった。
「戦場のメリークリスマス」のヒットと来日と重なりフィーバーな時代だった。
モダン・ラブのわくわく感が一番好きだ。
テレンコしたレッツ・ダンスやチャイナ・ガールも独特の味わい。
ボウイファンなら他にもっと秀逸のものが盛りだくさんということは周知だが
時代の流れで大ヒット。出来と興行は重ならないかも知れないが…。
キンキンで髪の毛がフワフラひよこなボウイも36か7という男盛りでした。
ユアンも出た「ベルベット・ゴーマイン」を見ると深みが増します。
王子エンターテイメント・コンサート・ショーって感じです。もちろん好きです。
傑作。本当に素晴らしい。 先行シングルの3、5以外にも佳曲・良曲が目白押し(1、6、9、11、12、13など)。
本作はまさしく「ボウイの集大成」である一方、ロックの新たな地平を目指す「開拓精神」と「バイタリティー」に満ちており、そういう意味では『全世代・全方向』のニーズに対応したアルバムになっている。 「音楽がこれ程多極化・多様化した時代にそんなことが可能なの?」と訝しむかもしれないが、ボウイの狙いは正にそこにある。本作でボウイは「ロックの歴史」とそれと共に歩んできた「自らのキャリア」を『総覧』することによって、音楽の今日と明日、延いては混迷を深める世界の未来を写し出そうとしているのではないか。
10年の休眠を経ても、全く衰えないセンスと先見性には只々脱帽。 ロックシーンの現状に飽きて、最近はジャズしか聴かなくなったけど、期待して待ってて良かった。
やはりこの時代のボウイが一番好きです。文句無しの選曲だし、何時観ても血湧き肉踊ります。この頃が好きなら音質なんか気にならないし、むしろその方が時代を感じて荒々しく生々しく艶かしささえ、感じる事が出来ます。ボウイが好きなら、マストでしょう。
世界が歓喜したであろう、2013年1月8日。 僕はその日からしばらくボウイ復活の知らせを知らなかった。
何気なく車を運転してしたらラジオから聴こえてきたボウイの声… 何も知らずに聴いた1stシングルの「Where Are We Now?」。 ずっと待ちわびたボウイの声はまさにStarmanのように感じた。
親しい人物さえ、新作はないだろうと語っていた。 僕も半ば諦めていた。 「The Next Day」がリリースされた今、 それも素晴らしき計算だったのではと訝ってしまう。
パッケージを開ける手すらもどかしく感じるのはいつ振りだろうか。 最初に聴いたときは「Reality」の続編といった印象(特に1、3)。 しかしいきなり2で変化球を投げつけてくる。 タランティーノ映画の酒場でかかってそう。 バリトンサックスの音色が一層妖気を放つ今までにない異色曲。
その後も捨て曲など一切なし。
過去の曲の要素がちらほら散りばめられ、それでいて古くない。 ボウイが作り出した数々のペルソナをまとめ上げ、 名盤「英雄夢語り」を超え「次の日」へ向かうアルバム。
歌詞の端々に実際の場所の名称、キリスト教殉教者の名前、 作家の名前(中には三島由紀夫も)、妖精の名前が登場し、 半現実、半仮想を行き来し、想像を掻き立てられる。
一曲目では「俺はここだ、死んでなんかない」と宣言するように叫ぶが、 ボーナストラックを除けば最終曲となるHeatでは「そして一人語り、俺は誰なんだろう」と静かに囁くボウイ。
この10年間で世の中も随分変わった。 そんな中で天才ボウイが感じてきたこととはなんだろうか。 長い期間彼が推敲して、こうして届けられた音と言葉の意味をじっくり考えるのもまた楽しい。
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