まず、変わった表紙だなと。。 妊娠・出産の本かと思ったけれど、そうでもなく。。 中のレイアウトも、いまいち読みたくなる雰囲気でもない。。 ちょっと暗いのかなぁ〜 でも、読み進めていくと、実にいいことが書いてあったり、 生きるためのちょっとしたヒントを見つけることもできたり。 中身はけっこう良いので、次号の表紙がどうなるか興味深い。 この色違いだったら、それこそ絶句もんだなぁ。
最初の川崎の爆発物処理シーンは現代。暗号解読に見事成功して一件落着。 これはいけるかもと思ったのですが、こっちはイントロダクションでした。
本番は上海の「お宝探し」。冒頭に高層ビルシーンが出てきます。しかし、どうも「お宝」とは旧日本軍の財宝らしく、謎の人物は旧日本軍の生き残り。謎の女、美蘭(メイラン)有森いずみは、残留孤児か。 いくらなんでも「こんな時代設定」はないでしょう。こういうストーリーなら現代ではなく、1980年以前にしないと無理です。
まあ、フィクションだから許しましょうか。しかし、アクション映画にはみえない「ぬるい展開」には閉口しました。 脚本もいただけない。なぜ、美蘭(メイラン)が探偵507号 尾上菊之助に銃を突きつけて金塊を独り占めにしようとするのでしょうか。どんでん返しの「伏線」も全く描かれていないし・・・
旧日本軍の生き残りが活躍できる時代設定(すなわち冒頭の川崎シーンはセットで対応)にして、「暗号解読」に的を絞るべきだった。
私は、失礼ながら人気の原作も知らず、前田亜季さんもこの作品で初めて知った程度の人間です。(その後原作も読ませて貰いました) 原作とは別の世界観の作品と言ってしまえばそれまでですが、実写版自体は良質な作品だと思います。原作、アニメ共に、主人公が可哀想、つらい人生だな、という印象でした。実写版の主人公が訴えたかったのは、じつは、この主人公は幸せな人生だったのではないか?そんなことすら感じてしまいました。実写版の主人公も、可哀想で気の毒な点は同じですが、そこで終わらず、本人にとっては好きな人のために役に立てた、好きな人を守れたことで幸せだったのでは?と思いました。 前田亜季さんの演技もキャラも、原作を意識しすぎず、原作よりもむしろ親近感があるヒロインづくりに成功していると思います。 ただ、究極の恋の形を強調するのであれば、グロテスクな部分はむしろ抑えたほうが良かったと思います。また、TVのCMなどでも、グロテスクな場面を強調しすぎで、一般の観客は引いてしまうし、その種のマニアに訴えるには中途半端で、もったいない気がしました。
なんでもかんでもすぐ実写化するという嫌いがありますが、ただ単に原作をなぞったような感じです。 舞台が原作そのまんまの風景だというところには感心しますね。 まあ当然か、北海道が舞台なんだから。 俊介を高校生の役にはちと…いくらなんでも老けすぎなんではないのかと…。
2号を見つけたので、早速読んでみた。まず、表紙が格段に良くなった。 楽しそうな雰囲気があり、手に取ってみたくなる。絵のタッチがなんともいい。 内容もまとまった感があり、読みやすくなった。 この本は、1号もそうであったが、やはり生きるヒントを見つけることができる。 迫英徳氏の『自分自身の意欲の赴くままに、そして自然の摂理に従って』という文。 自分の意欲の赴くままに行動した結果、散々な目にあったことが幾度もある私だが、 それが自然の摂理であって、それでいいのだろう。 ただ、自分の意欲さえ失わなければ、と感じている。 迫氏は、経営者として結果を出している方でもあるようなので、説得力もあった。 そういったような「そうか、なるほど」という文がチラホラと散りばめられている。 私にとっては幾箇所もあり、次号を楽しみにまつ本となった。
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