平成17年の春にテレビ放映され丁度一年たった現在同じスタッフで製作された「てるてるあした」が放映中です。
昨年からDVDは何回も見ていますが、見るたびに新たな感動があります。
何回も見直したくなるドラマはほとんどありませんでしたが、この作品は購入して繰り返し見る価値が充分にあると思います。
私は最近肉親の他界を経験しましたが、大切な人を失って心が苦しい時に見直すと心が洗われるドラマです。
「てるてるあした」の中には本作品を見ていると楽しめるシーンがちりばめられていますので、今からでもぜひ見ていただきたい作品です。
「運命の向こう」は、ドラマのCMスポットでも良く聴き、よさそうなので買いました。
素朴な感じが良かったです。
特に「どんな明日でも、生きていこう」という「歌詞」が良くて、聴かせます。
3.「花紀行」は、荒井由実のカバーで、この曲のみ2人の完全セルフプロデュースだそうです。
以前から購入を検討していたのですが、文庫が出るまで待とうとしていて二日前にようやく購入しました。
親の夜逃げのために一人で今まで聞いたこともなかった「佐々良」という田舎町にやってきた主人公の照代。初めの彼女は本当にひねくれていて、わがままなどしようもありませんでした。しかし、久代さんやさやさんや佐々良の町に住む周りの人たちに接していくうちに少しずつですが人間的に成長していきます。
読後はどこか穏やかというか心が浄化される感じがしました。個人的には照代の元に時々届く差出人不明のメールが凄く印象的でした。文自体は非常に簡素なものなのですがどこか心にしみてきます。 「てるてるあした きょうはないても あしたはわらう」
わずか22文字ですが何か深さを感じます。さすがですね。
加納さんの作品はこの「てるてるあした」とその姉妹作「ささらさや」しかまだ読んだことがないのですが、すっかり加納さんの文章に魅力されました。今度は少し古い作品ですが「いちばん初めにあった海」を読んでみようと思います。 ちなみにこの二作をアレンジしたドラマ『てるてるあした』も素晴らしかったです。
補足:別に本作「てるてるあした」だけでもすばらしい作品だとは思いますが、より作品を味わうためには「ささらさや」を先に読むことをお勧めします。
黒川さんの喜怒哀楽にあふれた様々な表情を見ることができました。
黒川さんのファンの方は購入しても損することはないと思います。
テーマ曲も良かったですね。 テーマ曲を歌うグループがドラマに出演したりもしたんですよ。そのさいに黒川さんがテーマ曲を歌うシーンがあったのですが、これがとても可愛くて、今でも印象に残っています。
表紙からも想像できるようにとても優しいお話。旦那さんが事故で死んでしまい残されたのは弱い女性「サヤ」ともっと弱い赤ん坊「ユウスケ」悲しんでばかりいる彼女に、様々な問題が降りかかってくる。彼女が困ったとき、死んでしまった幽霊の旦那さんは ささら さや という音と共に「彼を見ることのできる人物」に憑依して現れ 「馬鹿っさや」 といいながら彼女を助けてくれる。 目新しい話ではない。驚くような描写もない。それでもこの話が好きなのは、その優しい世界に惹かれているんだろう。
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