殺伐とした山の中での残忍な果たし合いから始まるこの物語。
「このままスリリングに展開するのか?」と思ったら次の場面では和やか。
いやー、笑かしてもらいました。
電車で読んでたら思わず噴いてしまい、怪しい人になる所でした。
勿論、侍らしい緊張感のあるシーンもあります。
著者の間合いの描き方が絶妙です。
続きもある終わり方だったので早く続編を読みたいですね。
一言でいえば、キャラクターの魅力が素晴らしいかった。 スレンダージェーンドゥとしてリングに上がる脚線美の主人公結々子(ニーソ+ガーターがまたそれを引き立たせています。) 高飛車で小柄、実は純粋なお嬢様の蘭子、クラスメイトの巨乳美少女のセイラ、黒髪ぱっつん眼鏡属性で男勝り口調の杏。 また、主人公の保護者役の男性教諭や興業を足がかりにして政治家になる野心を抱く男子高校生等、男性キャラクターも魅力的です。 絵師さんのキャラクターデザインも魅力的に見せてくれる要因の一つだったのかも。
話の方は読み易くあまり頭を使わずに読める、しかし随所にネタや伏線を張っていて面白いといった感じでした。 章ごとのサブタイトルも往年のSFのパロディでニヤリとしてしまった。
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