ラッセル・クロウがアカデミー主演男優賞を獲得するなど第73回アカデミー賞で5部門を受賞した作品。古代ローマ帝国時代の西暦180年、見世物として巨大コロシアム(コロッセオ)で人間同士又は猛獣を相手に死ぬまで戦いを強いられた剣闘士(グラディエーター)の中に、亡き皇帝の息子で現在の皇帝(ホアキン・フェニックス)によって妻子を殺され、英雄から奴隷の身に陥れられたマキシマス将軍(ラッセル・クロウ)がいた。マキシマス将軍は真のグラディエーターとして戦い続ける。マキシマス将軍が生きていることを知った皇帝は様々な"わな"で彼を殺そうとするが、ことごとく失敗。だが最終的には将軍を捕らえ、コロシアム内で自分と対決させる。そのとき、将軍の体には・・・。ホアキンはリバー・フェニックスの弟。敵役をいやらしく好演していた。ラッセル・クロウはさすがにベテランの風格。CGで合成されたコロシアム内の観衆についてはもう少しうまく処理すればいいのに、と思った。ストーリーは読めるものの楽しめる。人気が高いのもうなずける。
冒頭のローマ軍対ゲルマニアの戦闘シーンが好きです。リドリースコットのゴシック風の画像は、この作品でも生きてました。ストーリーは割とシンプルな復讐譚なので、よけいに美術効果が引き立ちます。週末の夜にお勧めの一本です。
PS2のリミックスは100時間以上やりました。 今作はオフのみ1時間くらいやったところです。
キャラメイクはテンプレから選ぶのみで、今のところバリエーションは数種類といったところ。 洋ゲーのキャラメイクに慣れている人にはがっかりレベル。 ステータスの割り振りは最初に行うだけで、前作までの成長システムはなくなっています。 武器に付加する宝石によるステータスアップになっています。アイテム等のステータスアップは存在未確認。 戦闘後に宝石付の武器防具を購入し、宝石を取り外して強化、装備につけて強くする感じです。 スタイルは剣盾、二刀、格闘のみ。ただし、魔法がそれぞれ使えます。 スタイルのレベルアップは当然あり、レベルが上がるとスキルも取得です。拾う形ではないようです。 好きなスキルをパワーアップさせることで攻撃を強くしていきます。
アクションは、ドッジとバリーがありません。防御と回避行動(横っ飛びとか前転)と攻撃のみです。 回避したり、跳ね返して体勢を崩すことはできなくなりました。かなりイタイです。 スキル攻撃で体勢を崩すくらいしかできません。 チュートリアルからゴリ押しの予感がしていましたが、どうもゴリ押しで終わってしまいそうです。 ただ、ミッションを進み始めると敵の攻撃も激しくなり、防御しつつ攻撃、という形が主体になります。 だからこそ、ドッジ・バリーがなくなったのはイタイ。これがあるだけでかなり楽しかったはず。
ミッションはレベル選択ができ、高レベルほど出てくる敵も武器・防具のランクもあがります。 ただし、戦闘中に拾って装備した武器防具も戦闘後に選択して購入する形になりました。 取り逃しはないですが、お金がいちいちかかります。 武器の改造は宝石を集めてする形。武器や防具を合成する形ではないです。 セーブは一戦ごとにできますよ。これは嬉しいのですが。
魔法付、操作は単純という点から、前作までとは全くの別物と考えてください。 前作は地味すぎる作業ゲーでもすごく楽しかったのですが・・・
個人的には、前作までのゲーム内容を期待していた分、がっかりですが、これはこれでそこそこ楽しめると思います。 ただ、願わくば前作のような戦闘システムで作ってほしいですね。 リマスターでもいい、古代ローマの剣闘士生活がPS3でやりたいです。 だから売れて欲しいのです。
もうハリウッド映画がどんな場面を作ってきても驚かないが、グラディエーターは久しぶりにドキドキワクワクさせられた映画だった。史実とフィクションがたくみに混ぜ合わされ、ラッセル・クロウはじめJ・フェニックスや今は亡きリチャード・ハリスなどの名優が競演する夢の世界。 そんな映画の裏側を描いた本書は冒頭のゲルマニアでの戦闘シーンやコロッセオでのスペクタクルがどのように製作されたかと余すところなく描き尽くしている。映画を見た方もこの本を片手にもう一度見直してみると多くの発見や驚きがあることを私は約束する。
リチャード・ハリスが老いたマールクス・アウレーリウス帝の役で出演しています。今はなきアンソニー・クインの姿も見られるというので、期待して映画館へ行った(当時はまだ存命中なれど)覚えがあります。 ローマの街、とりわけコロッセーウムの特撮が、みものでした。これは、やはりビデオで見たのでは伝わらない迫力です。 ただ難点は、衣装や美術が今イチ華やかならざるおもむきにあることと、『ローマ帝国の滅亡』と同様にコンモドゥス帝の描写に問題があること、とくにラストでアレーナにて殺されてしまう等という史実をまったく無視した歪曲を平気でやってのけているあたりは、観客を「無知無教養あつかい」しているようで残念でした。
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