日本アニメーション創立25周年企画として発売となったこのCDはホントに懐かしい曲がなんと159曲も収録されているのです!「このアニメの歌が気に入って欲しいんだけどすでに廃盤になっててどこにも売ってない」っと言う人、もうこれしかないです!!
アムステルダムで実際にアンネ達の隠れ家に行った直後、この映画を感慨深く拝見しました。 「アンネの日記」の前後の流れや、アンネ以外の人の証言も含めた史実から映像化されており、時代背景などへの説明的な部分も足され、とてもわかりやすい映画となっています。
アンネ役の役者さんも、演技も上手いですが容姿もアンネに似ていて、まるで本当にアンネ達の姿を見ているような感覚さえ覚えました。 家の中の構造や雰囲気も、実際の隠れ家で撮影されたのか?と思うほど、忠実に再現されています。例えば、アンネの部屋の壁に張ってあった映画スターの写真や、隠れ家の入り口になっているファイルの入った本棚なども、現地で見た通りでした。この映画の制作者たちの、忠実で丁寧な仕事ぶりに感心させられました。とてもよくできた映画なので、もっとレンタル屋さんなどにも置いて、より多くの人に見て欲しいと思いました。
アンネに関する書物や映像などを通じて、私達は彼らに感情移入し、涙します。 彼らもナチスに殺害された600万のユダヤ人のほんの一部の人達に過ぎないのだと思うと、あまりにも残虐な人間の歴史の前に、やるせない悲しみを感じます。 第二次世界大戦は過去のことですが、まだ現在でも世界中で戦争が絶えません。 人間が戦争の愚かさを学び、いつか人間が平和な世界を作る日が来ることを、心から祈ります。
初めて読んだとき中学生だった。 アンネに年齢が近かったせいもあり、親近感を感じた。 十代が終わり、いまやアンネの母エーディットに年齢が近くなっている現在。 色々な読みかたができるので興味深い作品。
昔、イスラエルから来た留学生の娘にこう言われました。
「あなたたち日本人は、対戦中、ドイツと同盟を結んでいたのに、 どうして平気な顔で「アンネの日記」が好きだなんて言えるの?」 と・・・。
二の句が次げませんでした。
まったくその通りです。 僕らはユダヤ人を迫害する側だった。
「原爆」と「沖縄」で、 なんとなく、錯覚してるんですよね。 自分たちは「迫害された側」だと・・・。
みなさん、そのこともう一度考えてから、 「差別」とか「不戦」とか「大東亜共和圏」 について語りましょう。
簡単に言います。
アンネを殺したのは、間接的に、 僕らの先祖です。
わかって下さい・・・。
今や知らない人がいない「アンネの日記」。ナチスの非道とともに、ユダヤ人犠牲者の痛ましい物語として、わずか15歳で命を落とした少女の日記として、あまりにも有名です。2年にもおよぶ隠れ家での8人の生活は、ラジオから得られる情報だけで、それは耐えがたい苦難に満ちたものだったようです。
思春期にさしかかたばかりの、とても少女の日記とは思われない洞察です。同居人に対する観察、心理描写も記されていて、とても大人びた記述に驚かされます。ユダヤ人であることで、その異質さゆえに嫌われ、不幸な体験を強いられることの不条理。それでも、明るく夢に生きようとするアンネ。ひたすら戦争が終結して、開放される日を待ちわびる隠れ家での生活。その願いが、みごとなまでに描かれているノンフィクションであり、永遠に忘れてはならない名作であると思います。
「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること! つまらない人間で、一生を終わりたくはない・・・」アンネの残したそのことばは、正に願い通りのものとなり、日記を書きつづった隠れ家を訪れる観光客は、今も後を絶たないことからも明らかです。
いまこのときも、戦火を逃れて怯えて暮らす人々のことを忘れてはならない。そんなメッセージを、今日を生きるわれわれが共有できるのも、アンネが私たちの心の中に行き続けている証であると思わずにはいられません。人のために働くとの大切さ。アンネの語るこの言葉にも、われわれの忘れている、大切なテーマがあるのではないかと、考えさせられました。
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