僕はの雑誌を初めて購入しました。それは、諏訪内晶子さんの対談を読みたかったからです。 もうすぐ4年ぶりのアルバム、エモーションが発売されます。 対談が4ページ(写真をこみ)しかないのが残念でした。 しかし、内容が濃いので星5つとしました。
エモーション(初回限定盤)(BD付)
エモーションの名に相応しく、諏訪内とゴランの情緒性・個性が高い次元で融和した珠玉の名盤だと思います。諏訪内ファン、オーディオファンには是非ともお勧めします。ただ、ボーナスBDの映像・音声も大変美しいので、フルバージョンで見たかったなぁ・・・と少し心残りです。
なんと気の強いお嬢さん。そして夢を実現するための楽しみ方を知っている天才。 文才も十分。音楽活動の楽しさと厳しさをよみとれます。 最初のコンクールでのメンデルスゾーンが、客席で聴くと2倍のテンポ●●だったらしい。 気合いと、自分の世界と弾きこなしてしまう腕がすごい。 若き天才に勉学が加われば、どれだけ強いかも知っている。 まさに知性と様々な美が彼女を形づくり、成長させる。 音楽を愛するすべての人に読んでほしい。 きっと彼女のファンになってしまう一冊。
こう奏でたい、という意思と、こう弾くとこう鳴るんだという技巧の絶妙なブレンド。 諏訪内さんのヴァイオリンの走るような演奏、それに牽引されるオケのフォローも良い。 ソリストとしての演奏はこうあるべき、という計算と錬磨が見事に奏で合う演奏。 正確なんだろうと思いつつ、だれも届かない至高の正確さを追い求めるかのような演奏。
カルメンがいいな。きっと心に描いているのはカルメンのような情熱。 どの曲にも主張があって素敵なアルバム。 心躍る演奏ってこういうのだろう。
美人で天才肌のヴァイオリニスト。本書で一番の驚きは、チャイコフスキーコンクールで優勝するまでに受けた国際コンクールで2位ばかりだった事から見つめた、自分そして日本人の音と1位ないしは欧米人の音の違いの分析。こうした音への感性が、彼女の音楽性の根幹にあることを知って驚きでもあり、一流演奏家としての資質を垣間見た気がする。
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