四十を超えて初めて読んだ時代劇小説です。 暇つぶしに手に取った文庫でした。 しぶい。とてつもなく、しぶい。 チャンドラーやエルロイや北方(現代もの)とも違う、人間の襞の描き方。 心に染み入る文章とはこのような文章なのでしょう。 日本のハードボイルドとは、時代劇にあったのですね。 「穴熊」は、まさに絶品でした。 潔癖、完全は、時に、絶望的な自己満足になってしまうということが、 悲しくもあり、高貴にも感じました。 藤沢周平を読まなかったことを悔やみ、読んだ偶然に感謝します。
一回目は、主人公の生い立ちや、隣に住む少女とのほのかな恋心、友情、その地の美しい自然、のどかさ、主人公の父の生き様、強さ!など平和で何事もなく過ぎていくかと思える、そのとある藩に 主人公や周りの人々まで巻き込でしまう事件が・・・・。 主人公とその父とのの、多くの言葉では語らぬが通じ合う心、父としての教え。 何かを考えさせてくれるような、物語です。
ドラマまがあまり好きでなかったましてや時代劇など…。ところが何気なく見ていた蝉しぐれのドラマにははまってしましました。 脱帽でした。原作を読み、日本人の心の原点を見たように思います。 内野聖陽なる俳優もはじめて知り、参りました。細かい演技一つ一つに文四朗が乗り移っているようで、本当にのめりこんで見ました。 必見です。DVDは予約しましたが ビデオも予約して見ていない友人たちに貸してあげようと思っています。感激を共有したいと思っております。
「はつ恋」の篠原哲雄監督、田中麗奈主演コンビの作品。
またまた、美しさ抜群の出来栄え。
画の美しさ絶品。
ストーリーの気高さ最高。
東山紀之も意外な存在感。
日本の美、ここにあり。必見の名作。
良かった! シンプルなストーリーで話がつかみやすいうえに、親子愛あり、友情あり、 ほのかな恋心あり、アクションあり、人情あり・・・なにより見終わるとわかる 「儚さ」がたまりません。久々にいい映画を観た!という気分になれることうけあいです。 真田博之、宮沢りえ・・・etcの俳優たちの細かな演技に注目です。 表情からもセリフが伝わってくるようでした。
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