月並みな表現ですが、とにかく美しいの一言。ありふれたサティのジュ・トゥ・ヴ、ピアノで弾くと明るくノリのいい曲に聞こえますが、チェロで弾くと、とても落ち着いてしっとりとしています。
温かい癒しを求める方に、おすすめかもしれません。
初心者にも聞きやすいと思います^^
『主よ人の望みよ喜びよ』が大好きで、私の理想の演奏を探していました。 ピアノの音がが好きなのでピアノのみの演奏も入ってますし、とても気に入ってます♪
またチェロが加わるとまた、なんとも言えない深みのある素晴らしい演奏になってます♪
その他の曲もとても素晴らしいです! ゆったりとした時間を感じる事ができ、心身共にリラックスさせてくれ、あっと言う間に全身の緊張がほぐれてしまいます^^♪
藤森亮一氏はN響の首席チェロ奏者ですが、N響に入団した1987年に「若い芽のコンサート」で ハイドンのチェロ協奏曲ニ長調を弾き、その演奏が素晴らしかったのを大変良く覚えています。 「才能の有る人だなあ」と思いました。このソロ・アルバムを聴き、あの時と同じ印象を受けました。
どれも良く知られた名曲ですが、藤森さんのチェロで聴くと新鮮です。藤森さんのチェロはとても良く 楽器が鳴っているのですが、弓と弦との摩擦音が前面に出ることがなく、弦の振動による、柔らかい音 だけが聞こえるのです。だからとても耳に優しく響き、気持の良い演奏なのです。
ゆったりとした品の良いビブラートで美しく旋律を歌いながら、過度にセンチメンタルにならない。 「歌心」と「音楽的教養」のバランスが素晴らしいと思います。
これはどなたにもお薦めしたい、間違いなく名演奏の名録音です。
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