1981年にリリースされた「StreetSongs」が爆発的にヒットするなか、1982年にヨーロッパ初上陸したRickJamesの雄姿がそこにあります。翌1983年に「1999」、1984年に「PurpleRain」でブラックカリスマの地位を確固たる者としたプリンスの間違いなく前任者だったと、当時を懐かしく思い出します。会場はドイツの東の町エッセンとの事。映像に写るオーディエンス達はほぼ全員が白人。そんな彼等にオープニングからフルスロットルで『俺がRickJamesだ!どうだ!俺様がRickJamesだ』と叫び続けるようなテンションで最後のアンコール曲「SuperFreak」まで駆け抜ける感じです。全編テンポが走り気味なのも、頂点に立った者の鼓動の速さの表れなのかもしれないと許せてしまいます。当時、(バブル経済の始まりとともに?)それまででは考えられないようなブラックアーティストが続々と来日し始めた時期でした。渋谷駅前の「LiveInn'82」というライブハウスのオープンをきっかけに、ざっと思い出しただけでもファットバック、BTエキスプレス、バーケイズ、ザップ&ロジャー、ミッドナイトスター、ダズバンド、ギャップバンド、スレイブ、コンファンクション、レイクサイド、GoGO界では巨匠チャックブラウンに若手トラブルファンク、あのモーリスデイやPファンカー(ジョージクリントン御大、ブーチーコリンズ)達まで観せてもらいましたが、当時唯一(二)観れなかったビックネームがこのRickJamesとアイズレーブラザーズだったという印象がありました。そんなブラック好きの私の心残りを埋めてくれる何よりのDVDリリースで、ドイツの皆さんに感謝です。新し物好きですぐに廃盤にしてしまうアメリカよりも、もしかするとヨーロッパのほうがこうしたレア物が結構あるのかもしれませんね。その昔、NHKのBS2で放映された次期ブラックカリスマPrinceの「LoveSexyTour」も是非ともDVD化して欲しいと思います。(余談)
2On1盤と音質は変わらないし、ボートラが含まれている訳でもないので、余りお得感は無し。 前作"Street Songs"が絶大なる評価を得、しかもSales的にも大成功を収めただけに、本Albumを発表するに至っては相当なPressureがあったはずだが、 若干Popになった感はあるものの、出来としては前作と遜色ない素晴らしいAlbumである。
Produceは勿論Rickご本人が担当し、Support Musicianは勿論Stone City Band、Punk Funk HornsにMary Jane Girls。 そしてJazz・Fusion界からはRoy Ayres、Gerald Albright、Narada Michael Walden。 Rock界からはJefferson StarshipのLead Vocal、Grace Slickが。 "Standing On The Top"ではTempsとのCollaboまで。
1、2曲目のPunk Funk Numberが滅茶苦茶カッコイイですねぇ。 特に"Dance Wit' Me"は中途でFeatureされるRoy AyresのVibe SoloとDaniel LeMelleのSaxphone Soloが素晴らしい。 又4から6曲目までPunk Funk Numberが続きますが、全て期待を裏切らない出来。 Grace SlickがBackground Vocalで参加した"69 Times"はAlbum中一番出来が悪いPunk Funk Numberですが、それでも水準は保ってます。 但し、"Standing On The Top"はSingle Versionが収録されているので、この曲だけはTempsのAlbum"Reunion"で聴きましょう。 残った曲がSlow Numberと言う事になりますが目玉曲はTeena MarieとのDuet Number"Happy"でしょう。
ちなみに"Throwin' Down"はReleaseされた82年当時のミュージック・マガジンで鈴木啓志先生に『前作"Street Songs"と比べてSlow Downした』と酷評されてました。 私は決してそんな事はない、"Throwin' Down"も甲乙つけがたいAlbumだと思うんですがねぇ。
今までリックの音楽が大好きでしたが、このDVDでリックのインタビュー時の真摯な態度・素敵な笑顔・優しい一面を見れてリックの事がもっと好きになりました。それでこのDVDに収録されている曲が入っているCDを購入しました。すでに亡くなってしまっているのが残念でなりませんが、リックの在りし日の姿を偲ぶにはこのDVDは不可欠だと思います。日本語字幕はありませんが、曲が多く収録されているので充分楽しめます。
プリンスが出てくる前はやっぱこの人がかっこいいわけで、新しいデラックスエディションが出るらしく、まだまだ頑張ってますね。 ぎぶとみべイビー、ぎぶとみべいびー、ぎぶとみ、ぎぶとみ この楽曲の完成度とのりはさすがだあああ。ストリートファンクの楽しさはやっぱしこのひとが教えてくれる。なんだかネットで『リックジェイムス』専門ステーションみつけましたが、さすがにしぶといですね。 これぞファンク、阪神に通じるな。10点中9点
いきなり1曲目からすごすぎです。Bob James、 James Genus そしてBilly Kilsonです! Kenny Garrett, Kirk Whalum, Boney James and Rick BraunのHorn Section!!!!、卒倒しそうです。 でも、みんなのびのびと演奏していて楽しそう。(でも、 本気モードで真剣でもあると思う。)あと、Gabriela Andersの 脇でFlugelhornを演奏するRick Braunの”目つき”は笑えました。 (このひと映画監督のDavid Lynchによく似ています。) 一つ文句を言わせてもらえばLiveのDVDとはいえ日本版で ”字幕がない”のはちょっと不親切です。
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