もう何十年も前、小学校に入学した頃に父の仕事の関係で九州から東京に引っ越しました。田舎物だった私と弟は東京の下町で直ぐに友達が出来ました。以前の都会の子は私達を温かく迎え入れてくれました。しばらくして又、神奈川の相模原に移りそこでも近所の子達と、それこそちびッ子ギャングの世界でした。今では、いいおばさんになってしまいました。高校に入るとき又、九州に戻り、今に至りますが友達に、昔、ゴム飛び、お手玉とかして遊んだよね。なんて言われても私にはそんな思い出はありません。だって、あのドラマ、ちびっ子ギャングの世界だったんですもん!!もう一度あのドラマを見たい!!
これは彼らの、ソウル・ミュージックをルーツとする部分に対するある種の総括なのでしょう。ソウルの殿堂といわれたニューヨークのアポロ劇場でのライブ。ゲストは彼らがフィラデルフィアでの無名時代の憧れ、テンプテーションズ(ダリルは彼らのマネッココーラスグループで、前座をしていた)の主要メンバー、エディ・ケンドリックスとデヴィッド・ラフィン。なんと彼らと共にテンプスの名曲メドレーを!「マイ・ガール」「ザ・ウェイ・ユー・ドゥー・ザ・シング・ユー・ドゥー」など。振りまで入って二人はノリノリ! そして、テンプホール&オーツの締めくくりは「エヴリタイム・ユー・ゴー・アウェイ」当時この曲はイギリスのポール・ヤングが軽くリメイクして大ヒットしており、これが相当悔しかったらしく、「こっちがオリジナルー!」としつこくいいながら唄いだすのだが、これが出色。最高のコーラスを背負って、跳ね回るダリルのアドリブ。本当にこれが、「Voices」アルバムに収録されていたあの曲なのか!これこそがまさにこの曲の本来あるべき姿だった。最高の出来。 その後は第2部(ゲストはバイバイ)ソウルの名曲「僕のベイビーに何か?」を二人で熱唱。そしてオリジナルのヒットへと、彼らがビッグ・バン・ブームを出して色々な賞を受賞し尽くし、頂点を極めた1985年のライブアルバムは、まさにきらめき。ビデオしかないのがぐやぢーい DVD化希望!
全7曲入りのビデオクリップ集。private eyes,maneater,out of touchなどの80年代のヒット曲が中心に収められており、当時からファンにはかなり懐かしい内容では?オーツがリードヴォーカルをとったposaession obsession収録なのはうれしい。kiss on my listがないのは残念だが・・・。画質もDVDにしてはもう少しかな。
アルバム"Our kind of soul"に共感しつつ、2005年のコンサートに行けなかった方にはもっともオススメ。あの感動がそのまま伝わってきます。
ここ数年も来日するたびに聴きに行っていますが、お約束のヒット曲には最近少々うんざり。いや、それを聴きに来るファンも多いのだから当たり前か、と思いつつ、「もうそろそろいいんじゃない」と思っていたのです。過去のヒットの代わりに、新しいアルバム全曲歌って欲しいほど気に入った"Our kind of soul"だったのでなおさらです。そんな私にとって、DVDも満足度が高いです。
インタビユーでのレコーディングの裏話なども大変興味深い。
ライブで鳥肌が立って思わず泣きそうになった"Neither one of us"の録音で全員泣いてしまった、なんてその彼らの思いが伝わってくる。
ダリルはライム病を患ったそうだが、早く全快してまたツアーをやって欲しいと願っています。
長年のファンですが、彼らのルーツであるこのアルバムは別格と思っています。
1曲目を聴いてオドロキました。これはEAGLESか?肩の力がいい塩梅で抜けた、アコースティック・ナンバーでアルバムは幕を開けます。
その後、多少味付けにバラエティーがあるものの、基本的にはリラックスした大人のロック。BLUE EYED SOULともてはやされていた頃とはちょっと違った魅力(tr.4はそれっぽいです。)を味わうことができます。
tr.9の「CRASH AND BURN」の枯れた味わいは青二才には到底マネできません。渋い!カッチョイイ!!
僕もこんな風にカッコ良く年齢を重ねたいです。
tr.4「EYES FOR YOU」は「あの曲」へのオマージュ?? そんな遊び心も。
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