主人公のみのりが、女の子のエロい欲望による怪奇現象を解決していくお話。
事件が起きると自分の股間に鍵が生え、散々エロいことをされるもそれを女の子の股間に突っ込み、キスで自分の体に宿らせたところを、パートナーの斎里子さんが回収するという展開。
とにかくエロに始まりエロに終わるといったところでしょうか。それも全編百合々々です。野郎は絡んできません。
みのりがひたすらエロハプニングに巻き込まれる様子はとてもよいのですが、それ以外の日常部分のやりとりが弱いかと。特にオチはズッコケ系というか、毎回無理やり締めた感じですね。
もっともエロければそれでいい、というのがこの漫画のコンセプトなら、ストーリー性なんて必要ないのでしょうが。
みのりがこのような能力を持つに至った経緯は説明されていませんので、ストーリーに関しては過度に期待せず、今後も注目していきたいと思っております。
追いつめたはずの魔女ハマリエルに身体を入れ替えられた陰陽師の少年の戦いを描くエロティック ファンタジー。巨乳でしかも敏感という慣れない女の体で魔女の配下とバトル。魔法を使ったり淫気 を過剰に体内に取り込むと魂が消滅する危険があるため、その身体を浄化するのは相方である聖騎士 の少女ノルンの役目。浄化ってノルンが魔力の聖棒を生やして挿入という、要するにセックスです。 敵がくり出してくるのがミミズや蛇など触手要素もあり。最後に自分の身体を取り戻すべく、ノルンと 共にハマリエルに戦いを挑むのですが…。 後ろ3分の1ぐらいは「プリンセスは身悶える」という別の物語。ある国の国王が亡くなり、身代わりと して別世界の少年が魔女によって召喚されたのだが、周りが王妃をはじめ女の子だらけにもかかわ らず一度でも交われば魂が固定されて元の世界に戻れなくなるという…。替え玉であることがバレ れば魔女もろとも処刑!? チャンピオンRED連載だけあってそれなりにエロいですけど、あまり突き抜けた物はないかなという 感じ。
2008-9年当時、エログロナンセンスの見本市と化していた掲載誌チャンピオンレッド内でもそのきわどいセクハラ描写で抜きん出ていた速野さんの連作短編が綺麗に一巻にまとまりました。
主人公の神子、天乃叉絵夢(あまのさえむ)が己が肉体に神聖な注連縄(しめなわ)を巻いて自らを結界とし、日々野に放たれたはぐれ妖怪を狩ると言うエロと美少女物に伝奇性を上乗せする速野氏得意の設定となっております。 当然注連縄を解き神子の貞操を汚そうとする妖怪と主人公の攻防に毎回なる訳ですが、本作は妖怪も一体を除いては全て女の子で、先輩神子達の行き過ぎた愛のムチも加わり百合の範疇を超えた濃厚なレズビアン描写が続き、真面目で丁寧な言葉使いの優等生叉絵夢が毎回緊縛された姿で快楽に負けまいと身悶えする内容となっております。 速野さんの絵はやや漫画的なデフォルメが強く頭身も少なめですが、女性の体の丸み、柔らかさの描写には異常な冴えを見せるので、表紙に描かれた叉絵夢の絵に惹かれた方にはお薦めです。 特に第四話「バージン・ビキニ」に描かれた人工の海に心ならずも連れてこられてしまった迷い子の海坊主の娘を故郷に帰す為に叉絵夢に課せられた過酷な試練は一読の価値が有ります。良くこんな事を考え付きますね。 表紙を外すとサービス満点のオマケが有ります。
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