内容的には、クラシック界の(特に、バイオリン界の)楽器に対する演奏家から見ての評価とか価値の危うさが垣間見れる作品であり、非常に面白い作品であると言えます。特にバイオリンなどの不可解な価値の根幹にあるのは、楽器演奏者自身の盲目的とも言える信仰心であり、また、演奏そのものより、楽器や奏者のネームバリューが物をいってるという、クラシック界の暗部を表現してます。のだめカンタービレがクラシック界の表と明るさを表すものとしたら、マエストロは裏と深層を表す作品といって良いでしょう。伊藤裕子の冷徹なまでの現実を見据えた演技と観月ありさの一流とはいえない演奏家としての葛藤がよく表されており、出来のいい作品といえます。クラシック界の奥底をのぞかせた、最初の作品ではないでしょうか? クラシックが好きな方、嫌いな方、必見のDVDです。
この本を読む前と、読んだ後では「営業」に対する概念が180度変りました。 今まで面倒なお客を思い通りに操ることで営業成績がどんどん上がっていったので、この書籍からもテクニックや手法を盗もうと思っていました。 もちろんトークマニュアルやテクニックも沢山書かれていたのですが、それら全てが「お客さん自身にも気づいて無いほどの、根底の欲求」を元に生み出されている事に気が付きました。 帯に書かれている「秘訣は究極の"シナリオ"にあった」とはその商品を売るトークシナリオではなく、自分の営業職という根本からの人生シナリオを指してるのではと思うほどでした。 お客さんと会ってから口八丁手八丁ではなく、会う前にどこまで調べ上げて追求するか!そこまでやった時、初めて「押し売り」ではなくお客さんが心をから欲した物を売る事が出来るんだなと感動しました。 久しぶりに価格の百倍程の価値がある本と出会えた。それほど大事なモノが凝縮された1冊です。
「職域実演販売で50億の売上を上げた!」「バラエティ番組出演!」など、一見イロモノに見える著者だが、 蔭では並々ならぬ努力をし、成約率100%を出すトップ営業マンになった背景には共感と感動を覚えた。
肝心の営業、コミュニケーションノウハウに関しては、著者が現在、営業のコンサルタントや講演家として ひっぱりだこな要因は「五感である」。という理屈はマルコム・グラッドウェルや脳科学の権威達による データから、なるほど確かに。とうなづけるものであった。
よくある話し方や聴き方ノウハウに飽きた営業マンや、いとう伸氏の提唱する五感で営業成績を上げる、 「ある方法」に共感できる読者。
あるいは、営業、コミュニケーションの新しい切り口を求めている方には一読されることをお薦めする。
ちなみに私がもっとも共感し、モチベーションが上がったのは最後の章である「おわりに」であった。
旧態依然とした自己利益誘導型のセールススタイル・セールスマインドではなく、現代のセールスとは何か? という点についても考えさせられるスキルとマインドを両方学べる内容であった。
三波伸介が急に懐かしくなったので、見てみました。
コミックの「ダメおやじ」をモチーフにしてるけど、違うのものです。 コミックばりのダメおやじの虐待シーンもあるけど、当時はこれがブラックユーモアで笑えた時代。 まさかほんとにやる奴はいないと信じられていたから。
でもいまだと、これをマネする輩もでてきそうなので、笑えない気もする。
映画では、オニババ冬子がダメおやじのことを心の底では想っているというのは救いです。
三波伸介の味のある演技もさることながら、 サブチャラの吉田日出子の若いころはなんともかわいらしい。
また、高度経済成長の時代のサラリーマンは出世が命、というのも時代感。 舞台背景の時代も、作られた「Always〜三丁目の夕日」ではなく ほんとの時代なので、あの時代を見るのにはうってつけ。
プレゼンというと、企画書と資料作りへの労力がほぼ100%。 発表のことなど正直後回しです。 ましてや作った本人以外の発表だと、企画書の棒読みだったりで悲しい限り。 それでも企画書や資料の量で努力を認めてもらえるような雰囲気だったり。 そうなんですよね。伝えたい相手に伝わっているかという視点が抜けていたのです。 この本読んでよく解りました。 すばらしい企画書でも、伝える人が間違っていると伝わらないのです。 伝わるためのポイントが、ほぼ2ページ完結にまとめてあり、イラストも多く読みやすいです。 読み進む内に、企画書の作り方についても見直さなきゃなと思えるポイントが書いてありました。 そんなに厚くないのでさっと読めますが、中身はとても使えると思います。 本当は、プレゼンの基礎の基礎、バイブルかもしれないなと言えるかも。 いや、日常の営業やいろんな仕事の場面でも使えそうです。 まずは友人に、同僚や上司にも薦めようと思います。
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