四谷荒木町のHard-Rock-Bar「TEXAS FLOOD」でこのDVDを見るまでは”LosLonelyBoysの存在もHit曲に”Heaven”があることも知りませんでした。聴きすすむうちにハマッてしまいました。兄弟3人のみ(ギター、ベース、ドラム)とは思えない音の厚みとテクニックの高さ。シンプルかつストロークの効いた南部系ロックをベースにサンタナ風あり、キャッチーな”Heaven”あり、昔ギターを少しかじった当方44才のオヤジに熱いものがこみ上げてきました。ラストのアンコールの曲弾きは圧巻です。American-Rock好きは買いの一枚です!
SANTANAを彷彿させるリズムが最高です。声も良い。
まもなく来日する、テキサス出身のメキシコ系アメリカ人、ガルボ3兄弟からなるトリオ最新作。日本のレコード会社による「New Guitar Revolution」なるキャンペーンにて、ギターのヘンリーが、D・トラックスやR・ロビンソン(元・黒カラス)なんかと一緒に取り上げられてましたね。以前から気にはなっていたんだが遅ればせながら初購入。
『ロックパンゴ(Rockpango)』とは“ロック”+“祭り”の意味を持つ彼らが作りだした造語。メキシコに古くから伝わる、祭りのラテンリズム“Huapango(フアパンゴ)”なんかが元になっているとのこと。確かにテキサスと言えば、ZZ Top初期の名作タイトルにも、楽しいダンスを意味する“Fundango(ファンダンゴ)”なんてのもありましたね。内容も、SRV直系のブルースフィーリング溢れる曲やZZ流テキサス・スワンプに、(1)に代表されるサンタナなんかを彷彿とさせる、テキシカン特有のラテンのリズムが絡みつく曲、なかなか面白い味わいのアルバムですね。
ギター中心のトリオ編成、かつこんな“いかにも”って感じのジャケットなんで、もっとバリバリとギターを弾き倒すイメージを勝手に持っていたんだが、どうしてどうして。ギター・ベース・ドラムだけに頼らない、よく練られたアレンジとコーラスワークで聴かせてくるのには驚かされましたね(ラップを大きくフィーチャーした(10)なんかも面白い)。まぁ噂のライブは凄いらしいんで、その意味ではやや大人しいというか、若干の喰い足りなさは残るものの、良質のロックアルバムとして楽しめました!
LOS LONELY BOYS 『Smile : The Very Best of LOS LONELY BOYS』(2012)
早いものでメージャーデビュー10年を迎えようとしているLLB、初登場のBest盤である。 この企画はUS盤『Playlist』シリーズのBest盤をもとに、『ロックパンゴ』(2011)からも3曲追加収録された日本独自企画となっている。 それにしても、どのパートも上手いバンドだ。特にHenry のギターは熱く絶品!あのSTEVIE RAY VAUGHANを彷彿させる。
オープニングtr.01「Heaven」を筆頭に、素晴らしいメロディにブルース・ロックの影響がしっかりと感じられるナンバーが多い。
久々の聴きごたえ十分のRock Best盤であったことと、これからも息の長いバンドであって欲しいものである。
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