普通のトラッドのバンドかと思っていたけど、色んなジャンルの曲をさらりとプレイして、なかなか格好いい。 中でもリック・サンダースのフィドルが凄いです。最近、コアーズとかみたいにヴァイオリンを取り込んだ音楽って増えてるけど、フェアポートはまさにオリジナルという感じでした。 自分で音楽をやってる人には是非おすすめのビデオです。
Youtubeで、本作に収録の"Reno Nevada"(全く同じテイクです)の映像を見かけましたところ、ちょっとイカした感じの女性シンガーが歌っており、それがJudy Dybleであると知って、注文致しました。ちなみにこのJudy Dybleという人、King CriomsonのIan MacDonaldの元カノだったということで覚えておりました。 このFairport Convention第1作、駄作ではありませんが傑作とも言えない感じです。フォークロックを極めたいのか、サイケデリックをやりたいのか、Byrdsになりたいのか、トラッドなのか、未だ模索中といった印象です。しかし、JudyのいるFairportを聴くなら本作しかありません。バンドの中心という印象はありませんが、透明感溢れる歌声を聴かせてくれます。個人的にはやっぱり"Reno Nevada"が一番いいかなあ。でもこれボーナス・トラックなんすよね。
普通のトラッドのバンドかと思っていたけど、色んなジャンルの曲をさらりとプレイして、なかなか格好いい。 中でもリック・サンダースのフィドルが凄いです。最近、コアーズとかみたいにヴァイオリンを取り込んだ音楽って増えてるけど、フェアポートはまさにオリジナルという感じでした。 自分で音楽をやってる人には是非おすすめのビデオです。
この前買った「リージ&リーフ」はそこら辺にほっぽり投げて(それまではフェアポートで唯一持っていたのが、なぜかベスト盤な人です。さすがベスト盤の鬼!)、スティーライを聴いてしまった僕ですが、このアルバムを前にしたら、背筋がぞくそくきてしまいました。ヘロン1st以来です。 で、結局はこの頃はトラッド風味がまだまだ薄かったことに気付いてしまったりしています(全然フォークロックだったんですね。)うーん、トラッドはちょっと、一休みしようかな。
ブリティシュ・フォークの名盤なんて言われてるわりに、ディランの曲ばっかじゃん、うん?待てよ、ディラン自身がイギリス行ってブリティッシュトラッドのメロディをごっそり持ち帰ったなんてこと有名だよな。うゎー、結局つながってんじゃん!とか、2のアレンジはTFCが"He'd Be A Diamond"のカバーの時にまんま参考にしたっぽいな、とか、やっぱオレはアコースティックな音が好きなんだとか、ボーナストラックには"イージーライダーのバラード"が入ってるよ、泣けるなあ、なんてこと考えて、アタマいっぱい、胸いっぱい。
69年発表の4作目。一般に彼女らの最高傑作の一つとされている作品であり、この作品で一旦サンディ・デニーが脱退することとなり、アシュレイ・ハッチングも脱退して彼はスティーライ・スパンを結成する。このグループのパブリック・イメージであるエレクトリック・トラッド/フォークを演奏するグループという意味においてはこの作品が最も相応しく、実際にメドレーを含めて大半の5曲がトラッドのアレンジになっている。このトラッドのアレンジという奴は結構アクが強く、馴染むまではその良さが分かりにくい部分が私にはあった。この作品の素晴しさは普遍的なものであり、多くの人が私のように最初は素晴しさが分からないとは思わないが、初めて聞いてもしその良さが分からなくとも、また戻ってきて聞いてみてほしい。これが英国の音楽の究極の一つだと気が付く日がくると思う。エレクトリック・フォークと言うものは言葉を変えればフォーク・ロックのようなものであり、そこに明確な隔たりはないと思う。しかしこのグループの音楽にはエレクトリック・フォークと分けて呼びたい特別な何かがあると思う。トラッドをやっているから・・・という単純な考え方もあるだろうが、一度耳にしてもらって体験してもらうのが一番かな。伝承歌のような重い雰囲気の曲の中で、フィドルが躍る軽快なインスト・メドレーの6.がとにかく楽しい。
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