このネットラジオの存在に気づいた時は、すでに第10回を過ぎていたので過去の配信分を聞けるのは、ほんとうにウレシイ。 内容は、
1)オーディオCD: ゲスト(佐藤竜雄監督)を招いた新規収録分 2)データCD: 過去放送分(第13回まで)のMP3データファイル
の2枚組みで、植田佳奈/浅野真澄のちょっとエロいオモシロトークをたっぷり堪能することができます。聞き逃した人もそうでない人も、シゴフミを観ていた人もそうでない人も、マスミンのファンもそうでない人も、何度聞いても笑える二人の番組を永久保存しましょう。 ただし、MP3ファイルをCDから再生できる環境にない人は、注意が必要です。
話の内容は単体のレビューにあるんで割愛。私はアニメ・小説の順に見ました。そこまでファンじゃないけど気になるor単体だと高いor数万でっていうと手が出ない、という方はオススメ!!
想いを遺して逝った人が、大切な人に宛てて書いた死後の手紙─シゴフミ─を届ける配達員。
手紙を預かり、届ける…本当は、ただそれだけの仕事。
でも、そんな業務の枠を超えて、たとえスケジュールが押していようと死者と現世に残る者に関わらずにはいられない心優しき配達員 文伽。
これは彼女が見届けた人たちの悲しくもあたたかな物語。
届けます、あなたが遺したLast letter.もう、届かないはずだった言葉を…。
無愛想というか無表情な配達員の少女と、人語を介す─ようするにしゃべる─××のふたりが手紙を託す人、託された人に“介入”する話。
語弊を承知でたとえるなら『しにがみのバラッド。』の死んだ後ver. アフターケア版みたいなもの。
内容は3話から成っていて、それぞれがちょっと切なくてホロリとくるストーリーばかりです。
そして、とにかく寡黙で必要以上に深入りせず、そっと傍で見守るだけというのが文伽の基本スタンスなため、必然的に話は各話の登場人物が中心となります。
『しにがみのバラッド。』でもそうだった「非現実的な存在が主役ではあるけれど、物語の中心になるのは現実を生きる人たち」やはりこれが結構いいカンジです。
他にも、各話の順序というか組み立てもかなり素敵。
まさにアン・ドゥ・トロワ!ってなものです。
とはいえ、正直な所“アン”にあたる「飛べない蝶」はいまいち感情が入っていけなくてそれほど良いとは思えませんでした。
が、しかし「終わり良ければ全て良し」の格言よろしく、トロワで見事にやられました。
イラストの方は残念ながら、表紙は気合入ってますが中は…のパターン。
こんな良いシーンなのに添えてある絵がこれか、惜しいなぁと思うこともしばしば。
尚、2巻の刊行が既に決定していて、予定では来年の2月。
雨宮さんが締め切りをぶっちしないことを願いつつ2巻を待とう、そう思える作品でした。
五年越しの掘り起し作品。アニメ化もされた(というより元々がメディアミックス前提だった?)作品だった そうですが、こういう途轍もない作品が埋もれているから古いラノベの掘り起しはやめられない 本シリーズはライトノベルという表現形式の持つ可能性を目一杯に広げた間違いなくラノベの歴史に残るべき 素晴らしい作品でした
三巻でちょっと気になる「引き」、文枷以外の配達人の登場と彼女たちを統括する組織の存在が語られ一体どうなるのかと 気になっていたのですが、本作では文枷がシゴフミの配達人になる切っ掛けとなった彼女の生前に経験した事件と三巻の ラストで登場した配達人・沙音が経験した悲劇を通して「死後文」そのものが持つ意味が語られます
確かに三巻のラストエピソードは極めつけの悲劇でしたが、ここまで本シリーズを読んできた読者には「シゴフミ」が 必ずしも受け取った人間を幸福にするばかりではないと思い知らされてきたと思います。シゴフミは人を不幸にすると 悲観してシゴフミを破壊しようとした沙音と向き合った文枷の口から本シリーズに登場した受取人たちの辿った顛末が語られる 場面には本作の名場面がプレーバックされる様でほろりとさせられました
その上で「シゴフミ」は切っ掛けに過ぎず、シゴフミを出す死者と受け取る生者の関係こそが奇跡を生むと言い切った文枷の 言葉は主人公を敢えて控え目にしてエピソードごとにシゴフミを挟んで向かい合う人々の姿を軸に描かれてきた本作の真価を 見事に活かし切った「結論」であったと言えましょう
決して幸せばかりが人と人の繋がりではないが、その想い・想われる関係が起こす奇跡を描き続けてきた本作、四巻という短い シリーズではありましたが「人間模様」を見事に描き切った大傑作でありました。掘り起こして良かった!
凄惨だったり陰鬱だったりちょっと救いを感じたり、とかく「死者と生者」を繋ぐというテーマを徹底的に浮き彫りにしたアニメであった「シゴフミ」。
そしてこの歌は各話の幕引きに流れるにはとても相応しい、余韻を感じさせつつ心にしっとり染みてくる名曲でした。
お恥ずかしながらカップリング曲のことまで頭が及ばず購入いたしましたが、2曲存在しておりまして、片方が表題曲に近い深くしんみりしたもの、片方はカップリング的な色味の違った明るくリズミカルなものでした。
インストは表題曲のみですが、この3曲ならマキシシングルとして十分すぎる逸品。なんだか気になってたような方は今からでも遅くないと言える一枚です。
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