小中さんの脚本、再び(笑)。 「海坊主」の豪華絢爛(?)カラフル画面とは対照的に、「鵺」は薄墨を垂らしたような、静かで物悲しい色合いの画面です。 そして始まる、何やら雅な(笑)お香の話。(香りの演出、好きでした) 普段、あまり馴染みのないお香の話を分かりやすく、その世界の雰囲気をうまく醸しながら、説明しつつも、事件(?)は起き、謎は深まります。 …一体、この「香」と「鵺」をどう絡ませるのか?不思議に思いながら観ていたのですが、最後で、 やられた!!と思いました。騙された。いっそ、清々しいくらい騙された…。 何と言うか、比喩表現のオンパレード。言葉選びにも、画面演出にも、無駄がない。お見事。文句なしに面白かったです。 そして、大筋の謎が解けるにしたがって、訪れる小さな疑問も、いくつかの言葉を拾って、丁寧に吟味してみると、納得の行く「仮説」が立つようになっているのも良かったです。(後編EDの最後のキャスト名を、もっと明確に書いてくれれば、確信が持てたんですが) と、同時に、分かるように示しながらも、大筋の謎以外は敢えて明言せず、観る人によって、どう取っても良い、と云うような、含みを残して終わるやり方も、モノノ怪らしいというか…、良かったです。 とても、見応えある物語でした。 …あと、竹本さん(退魔の剣役 笑)、今回、別役のメインで出てましたが、芸達者な人だな、と思いました。他の回にもあちこち、ほとんど出演していて、それが全部、違う人物の声にちゃんと聞こえる…。すごい。 どこで出ているか探して、聞き比べてみるのも、楽しいかもしれないです。(笑) …とにかく、おススメの一作です!
結局、購入しました。 何と言っても、原作が大好きなので。
みなさん書かれてますように、短いです。 でも、完成度は高いかと。
時間の割に高いので、☆4つにさせていただきましたが、絵や、音楽、キャスト、全て素晴らしいので、気持ち的には、☆5つです。
おまけの肉球編、全く文句なく可愛くて満足です(笑)
2巻も予約させていただきましたので、発売日が楽しみで仕方ありません。
1巻を観て、画像の美しさや、声優のみなさんの演技の素晴らしさに、買って良かった!と思えたので、2巻も購入させていただきます。
ただ、やはり30分という短さの割に高いな…と感じるので、☆は4つとさせていただきました。
けれど、原作好きな方であれば、満足は出来る作品だと思います。
発売日が延びたのは悲しいけれど、その分クオリティは高くなると信じていますので、期待して待っています。
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