漫画家と編集者の戦いを軸に漫画家の舞台裏を明かすこの漫画も転機を迎えます。
父の日にナイショで帰省するサプライズを計画した。
サイン会でやってくる読者たち。この漫画を支えるいっちゃった人たち。 六十過ぎのお爺さん愛読者。ゲイカップル。女装バンドのボーカル。ガチで仮設住宅から来た被災者。病院抜けてきた患者。 あなたがたこのレビューを読んでいる人間の仲間。
大和田君の疑惑の弟のその後。
るるや平蔵、井上さん。
大和田君の恋。織田裕二似の彼女とは。 バイト始めたんだけどさ…そこで一緒にバイトしてる女子大生がやたら話しかけてくんの… あなたには弟がいるでしょ、女なんかにフラフラしないでよ糞ビッチ。
しかし、本巻の最大の事件は剣道の面を被った小柳よしおさんから強盗のように覆面マスクをした新担当の小林たかしさんへの主役交代でしょう。 実に九年間の担当の小柳さんはご苦労様。最後の担当の原稿もギリギリ遅らす魔神さん。 赤ん坊の写メを夜中に送りつける子煩悩の新担当は漫画家に丁寧に接し慇懃でありながら実は腹黒というキャラで売り出すようで。 小柳さんの遺影を表紙にしようと提案して怖いですw
父の日の話は一年越しのオチが待ってます。 実人生でヘビーな話はネタにするのも一年越しにかかるくらい衝撃なようで。 作者の苦労が忍ばれますがそれ以上に引きずり回される作者の周りの苦労が察せられ。 相変わらず面白いですwww
内容はめでたく編集長に昇格した「小柳氏」と「ぐり子嬢」とが原稿のやりとりを巡って壮絶なバトルを繰り広げる4コママンガ。 つまり、タイトルこそ「楽屋裏 貧乏暇無なし編 1」となっているけど、事実上は「楽屋裏4巻」にあたるもの。 また「カッパときのこ」に収録された「セミプロ道」の続編で、WARD誌に連載中の「漫画家デビューはしたけれど」も収録されています。こちらは「ぐり子嬢」が拾った捨て猫「平蔵」が「井上氏」の家に貰われたことから、当初の目的とは方向がずれて「ネコ4コマ漫画」みたいに変貌しちゃってますけど。 作者の自虐的ともいえる「下品な」言葉のやりとりに一部の人には顰蹙を買うかもしれない・・・ことは無いだろう。兎に角面白いのだから。 百聞は一見にしかず。先ずは読んで見るべし。
連載誌が休刊だか廃刊だかで連載もストップしてしまっていた猫エッセイ漫画
130Pくらいある中、半分くらいが描き下ろしです 連載分は数ページの形式で、描き下ろし分は4コマでした
魔神先生が他誌で連載中の「楽屋裏」では、作者自身の「売れない・もてない・変態」ネタでぶっ飛んだ感じですが、この漫画は猫メインなだけあってややソフト(汚い言葉で罵倒し合うような表現は控えめ)
爆笑ギャグではなくて、ほのぼの猫エッセイギャグ漫画かなと
レディース雑誌にあるようなお洒落かわいい猫エッセイ漫画とは雰囲気が違います 恋愛漫画家やエッセイ漫画家の漫画ではなく、ギャグ漫画家の漫画です
楽屋裏のファンであれば同じようなテイストなので問題ないと思います (楽屋裏も今は半分猫エッセイのようなものだし)
作者の他作品を知らず猫エッセイを求めるのであれば、試しに買ってみればいいと思います
※楽屋裏ファンの方へ 大和田くんは出てきません 親父さん成分は多めです(連載分)
|