創刊号から購読していますが、最近流行のギタリストや懐かしのフォークシンガーが登場したり、初心者教室やオリジナルCD等などギター初心者から上級者まで楽しめる内容だと思います。特に最新ギターの弾き比べコーナーはギター好きにはたまりません。懐が寒くなるほどです。
なんじゃこりゃ?Liveのオープニングは見せない、大半の曲はぶったぎり。 確かにインタビュー自体はおもしろいんだけど、こんな構成では肝心のインタビューも落ち着いて聞けない。Total72分だけどもっと長くしてでもLiveをちゃんと見せて欲しかった。 同種の映画でゴールデン・カップスの「ワン・モア・タイム」があるが、あっちの方が全然上!!!つくりは丁寧だし、Liveはちゃんと見せてくれてるし。 本編がこんなのなら、特典にLive完全版を入れないと意味ないと思うが・・・。 Live完全版のDVDを出して下さい!(昔の掘り出し映像がついてきたら、なおよし) あ〜、このままじゃ、蛇の生殺し状態です。
これは嬉しい再発です。 当時すでに超売れっ子ギタリストだった佐橋さんが、 西海岸のそうそうたるメンバーと作った1994年のソロアルバム。 もちろん最高にカッコイイギタープレイが盛りだくさん。 でもあくまでも主役はギターではなく、 シンガーソングライターとしての佐橋さんの魅力の詰まった大傑作です。 今でもちっとも古くなっていないのは、流行に左右されない高い音楽性と、 これこそ「ポップスの魔法」と言える良いメロディー、 そして普遍性のある「歌心」があるからでしょう。 例えば「僕とロージーとみんな」の甘酸っぱさはどうでしょうか。 聴いた誰もが「光の中で幸せだった」少年時代を思い出し、 感傷に包まれる事でしょう。 また「トゥルー・ラブ」(佐橋さんアレンジの某有名ヒット曲とは別の曲です)は、 佐橋さんの曲の中でも最も美しいメロディーの、とても深みのあるラブソングです。 「なぜ愛が僕らを嘆かせるの?」と、 誰もが青春期に問いかけたフレーズに泣かされ、 最後のヴァースの暖かさには聴くたび胸を打たれます。 コーラスもいいし、ギターソロもすぐ終わっちゃうけど完璧! ちょっとジェームス・テイラー風の、開放感のある「ユア・デイズ」も大名曲! マーケティング戦略的な人生応援歌が巷に氾濫していますが、 親友に「ドンマイ!」と言われているようなこの曲には、 作り物でないやさしさが感じられます。 シンプルなのに深くて、 寓話のようなのにリアルな説得力のある、不思議な曲で、 私はこれを聴くと会社を辞めたくなってしまいます。 さてボーナストラックですが、 「トゥルー・ラブ」のちょっと爪弾いてみましたって感じの短いインスト、 「タイム・パッシズ・オン」のカラオケの2曲。 やや期待はずれじゃんと思いきや、 CDエクストラにジョン・ホールとのレコーディング風景の映像が! 山下達郎氏との制作裏話対談も興味深く、買いなおしてよかった。 非常に残念でならないのは、 これほど素敵な「シンガーソングライター」のアルバムが、 これたった一枚しかない事です。
昨年活動休止したバンドの1st。楽曲が醸し出す雰囲気はニューミュージック以前だが、アレンジの巧みさで生活臭を限りなく消し、見事な現代版歌謡ロックを生み出すことに成功。この系統のフォークロックに属するバンドはよくも悪くも、過剰に欧米のウェストコーストサウンドに影響されている中で、彼らは一線を画す。ヒット曲の二人のアカボシを中心に、日本の原風景が聴き手に喚起される楽曲がズラリ。ハイテンション、過剰アレンジにウンザリしている、いい歌モノが聴きたいリスナーにマッチ。
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