映像もので長くシリーズ化されただけで適役と見なすのは疑問だ。すなわち明智小五郎=天知茂みたいな声が上がってくるけれど、小説の明智はあんなに油ぎってないし、ビジュアルはもっと端正だし。 『古畑任三郎』の存在のせいで多くの人が誤解しているが、モジャモジャした髪・人懐っこくもあるがどこかメフィストフェレスな笑顔・癖のある歩き方…田村正和こそ過去演じた俳優の中で明智小五郎のイメージに最もふさわしいではないか。田村本人がミステリアスな分、こういう名探偵役には非常によく似合う。
二十面相もの、というよりほとんどの乱歩長編が幾つかのエピソードを積み重ねるスタイルであり、大きいテーマをもって冒頭からラストへ向かって突き進む構成ではないので、2時間枠の映像でストーリー的に原作を熟知していない視聴者を引っ張っていくのはなかなか難しい。とはいえ本作は「怪人二十面相」「少年探偵団」「妖怪博士」をコラージュし「猟奇の果」のテイストを本筋の核に取り込んでおり頑張っているとは思う。登場人物も一部を除きほぼ原作どおりの名で登場するのも嬉しい。たけしを敵役にするなら、原作に忠実な「魔術師」を是非見たかった。二十面相でなく奥村源造ならたけしにピッタリだ。
豪華なキャステイングの中でも特に叶美香はチョイ役だからとはいえ雰囲気があった。宮沢りえ(文代)中尾明慶(小林芳雄)久本雅美(女中)の三人がダメなのが残念。小林少年はやはり丸刈り・詰襟であるべきで相川泰役の三浦春馬にやらせるべきだった。 本DVDは特典映像あり。
医療用の超音波診断装置に関するテキスト。超音波の基礎的な理論から信号処理や表示技術にいたるまで、著者がまえがきで記しているように「工学的な観点」から書かれたこれまでに少なかった良書。工業向け超音波の技術者にとっても非常にためになる一冊。
伊東さんの演奏といえばまずは一聴してソレと分かる「伊東たけしブランド」の「音色」がまずクローズアップされます。爽やかなイメージからソリッドなイメージまで実に多彩で、そこが魅力でもありました。 今回はブラックミュージックのカヴァーにスポットを当てた作品です。通して拝聴してみて感じたのは「黒いのもバッチリ♪でも伊東さんだ♪」という事です。安部潤さんのアレンジが素晴らしく「コテコテ」になっていない所が賛否両論でしょうが、そこが安心できる・・とも言えるのでは? オリジナル曲では「Dear Harts」に収録されていた「Marina」・・当時は「Lylicon」で演奏されていてそれはそれで素敵な曲だったのですが、当時から「Alto Sax」で聴いてみたいなぁ・・と思っていたので、その夢が叶って嬉しいです♪
それと佐々木久美さんのコーラス・・スゴいです♪彼女は「黒い・・笑」ですね〜本当に!
一言あるとすれば・・ドラムはやっぱり「生」にして欲しかったなぁ(最近のプログラミングはスゴイですね・・クレジット見るまで絶対則竹さんと坂東くんだ!と思ってました・・笑)!
それと・・出来れば「Neither one of us」を演って欲しかったなぁ・・と思います。David Sambornが名盤「Back Street」で取り上げているのでちょっと二番煎じ?みたいになるから敬遠されるかもしれませんが・・
このアルバムの一夜限りのCotton ClubでのGIGは是非映像化してリリースして欲しいです♪
フュージョングループ「Tースクエア」のサックス担当として知られる伊東たけしだが、このアルバムに収録されている「MARBLES」などを聴くと、まさに大地の鼓動というか、伊東たけしならではのスケールの大きさが見えてくる。
それから、あの山下達郎作曲による「BLOW」も、伊東たけしが担当すると、また違った曲に聴こえてくるから不思議だ。
フュージョンというジャンルはバブルの頃に比べて、今はあまり流行っているとは言えないが、聴いた事に無い人にも是非聴いて欲しい一枚だ。
著者は浅草ロック座の二代目。 ツッコミの名人だった渥美清、 渥美に強烈なライバル心をいだいていた三波伸介、 萩本欽一の師匠、東八郎、 萩本のイヨネスコ風ツッコミ、 それを受けきれる坂上二郎、 初代座長伴淳三郎、 脱線トリオの八波むと志、 浅草に骨をうずめた深見千三郎、 深見のコピー芸ビートたけし。
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