ラウドネスのデビュー、バウワウのレディングフェスの出演で初めて日本でヘビーメタル時代が始まろうとしていた時期だからこそ実現出来たのだろうと思われるこのアルバムだか、もうすでにプロとして切磋琢磨していたつわものどもの奇跡の傑作となった。 ハードロックは大好きだがそれではメシは喰えん、この企画に日ごろの恨みと鬱憤を刻み込んでやるとばかりに、怒涛のハードロックが展開される。 ボーカルはすべて織田哲郎、英詩だが英語でしか表現できない独特の世界が展開されている。またリズム隊も強力、現山下達郎バンドの青山純(EXプリズム)伊藤コンビだ。
コンセプトはBECK’S ZEP つまり交通事故にあって断念しなければ実現したであろう、ROD&BBA。 PAGEが盗んだものをZODIACが取り返したのだ。
でも同時期のビリースクワイヤーのDON’T SAY NOtと同感触ですが…
無くなる前に購入。 日本のハードロックはここにあったのだ。
1988年のアルバム発表当時にライヴも行われましたが今回は約20年を経て最新のサウンドと演出にアップデートのライヴ。135分を1枚のディスクに収めている為か画像質が私は良く無い部分を感じました。音響が5.1chサラウンドな点が救いでしょうか。あとアンコールで1曲カットされてるのも残念。
内容ではライヴで封印された古めの曲が現在の演奏技術で観て聴ける事が嬉しいです。曲はアルバム"2235 ZERO GENERATION"からと、他のアルバムからも結構幅広く選曲されており、最新アルバムからも4曲が聴けます。※曲目はクチコミを参照下さい。
曲以外ではメンバー3人の衣装が近年のライヴと比べると何か煌びやか感がありますね。360°対応の会場はさほど大規模ではなくステージでは、マットシや健二さんが演奏しながら走り回るのは少し窮屈そう。ライトのセットは凝っていて曲によっては幻想的な表現も良い感じ。
映像の編集では近年はやり?のカメラズームの多様やピントをぼかす等の意図的な演出は無く、3人の演奏してる様子も観やすいと思います。それだけに高画質で観れ無い事が余計に悔やまれます。
昔のZERO GENE〜ライヴ同様でシングルのc/w曲の「BACK TO THE EDGE」や「STAY OR GO」が選曲されているのも良いです。個人的には「SOUL X-PLOSION」も(11thアルバムも)好きで、初期の「FREAKS」や「MIDNIGHT FLOWER」もライヴで封印しておくのはもったいないと改めて思います。また昔のアルバムも聴きたくなりました!
総合的には新旧の選曲も良いバランスで3rdアルバムをCDで聴くのとは、また違った華麗さとパワフルさを感じるステージと思いました。
再活動(解散はしていないので「再結成」ではない)の2004年から、 20TH ANNIVERSARY YEARの今年、2007年までのLIVE映像と、 彼らへのインタビュー映像を含めた、3枚組という大ボリュームのDVDです。 バンド結成・デビュー初期頃の、懐かしい映像も見え隠れしております。
私自身が実際に行って観たLIVEもありますが、 改めて映像という形で観ると、全く印象が変わるのが不思議です。 それにしても、全体通して感じるのは、『いつ聴いてもパワフルな演奏』だということ。
もう50代に近い彼ら。サラリーマンだと管理職クラスでしょうか。 充分オジサンなんだけど(失礼)、デビュー当時からずっと変わらない演奏と技術、 ・・・いや、ひょっとしたら、昔よりも今の方がもっとずっと、 パワフルに演奏してんじゃないかと、映像を観て改めて思わせてくれます(笑)。
映像自体はとてもクオリティがよくて、文句はないんですけど、 音のレベルが均一じゃないというところで、星一つ落させていただきました。
あ、誤解されるといけないので、説明すると、 音質はものすごくいいです。ライブの迫力や臨場感バッチリです。 本編のボリュームが小さく、ロゴやチャプター表示の際との音量に差があるので、 再生する時に注意しましょうってこと(笑)。
このアルバムをチェックする人はFODまたは北島健二のファンであることはほぼ間違いないが、まだ買っていないのなら買った方が良い。これまでの北島作品の中でも群を抜いて洗練されているこの作品、すばらしいの一言。同録されたRoll&Rock Againのmpeg ムービーでは、彼の新しいYAMAHAオリジナルギターのプロトタイプでのプレイを見ることが出来る。さながらギタークリニックの様!
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