7年ぐらい前、ある大学の学園祭で、バンド設置ステージで、ロックバンドが次々と登場するのを聞いていた時、 グッとくるかっこいいギターの曲を演奏するバンドがあった(ギター弾きのテクも相当凄かったのですが)。 「これは誰の曲?」 「STEVIE SALASだよ。買うならこのCDが僕はおすすめだよ」と、そのバンドのギターリストに、教えてもらったのがこのCD! 今でも色あせないカッコイイいいアルバム。 ロックのギターソロ好きにお勧めします!
ごつごつなファンクをぶちかます。ドラムはザックワイルドと組んでたブライアンテッシー。ベースはティーエムスティーブンス。 と重爆撃攻撃が連発。ごちんごちんなファンクがてんこもり。 10点中10点。かなり濃いファンク。ぐっさりギターが食い込みます
1990年、Stevie Salasの1stアルバムです。
Stevie Salasは、George Clintonに見出されてプロの世界に入り、 様々なアーティストのサポート(スタジオ・ライブの両方)をこなしてきた人です。
ギターワークについては、 Heavyでパワフルなカッティング、クリーン・サウンドでのカッティング、 ジミヘンの影響を受けたようなブルージーなソロ などなど、 かなり幅広い範囲で、センス溢れる素晴らしいプレイを魅せてくれます。 特に、「Heavyでパワフルなカッティング」は、Stevieの名刺のような存在です。 リフというより、カッティングです! 普通、Funkって、クリーントーンでカッティングですよね? でも、Stevieは、歪んだトーンなのに、「豪腕」でカッティング・グルーブを生み出します。(すごい!)
ただ、楽曲・歌メロについては、「まだまだ」な印象です。 楽曲には、P-Funkの影響が強く感じられ、 ファンクロックというよりも、むしろ「ヘヴィー・ファンク」の色合いが強いです。 その「ヘヴィー・ファンク」をベースに、ロック風 or ブルージーなギターソロが絡む感じです。 曲によっては、「ジミヘン趣味モロ出しなロック風Prince」を思わせるものもあります。
サウンドは、80's風で、結構、空間系エフェクト(ディレイ)がかかっています。 個人的には、このエフェクトは、「ギターの切れ味を劣らせている」「不要」と思います。 (まあ、当時は、こういうサウンドが普通だったわけですが。。。)
後のSalasの作品と比べると、まだまだ、模索中な感じがします。
「Stevie Salasファン」向けのアルバムだと思います。 「Stevie Salas初心者」の方は、 まず「Back from the Living」(STEVIE SALAS COLORCODE名義の2nd)を聴くことをオススメします。
|