ということですが、このBOX内にどれだけ書下ろしがあるでしょうか。
現在放送中のアニメ版もDVD化されるわけですが・・・
竹宮恵子先生独特の世界観は、現在放送時のものより当時の方が上です。
また、現在放送中のものは全巻揃えるのに相当額を要しそうです・・・
継続してDVDをコンプリートできない場合や、
原作に近いものを求めるなら、こちらの購入がお奨めかと思います。
萩尾望都の漫画版と話の大まかな筋は同じだが、異なる点も多く見られた。例えばプラトンがある村で気絶し、オリオナエとしての人生を疑似体験するときのくだり。息子とそのいいなずけとの会話が漫画版にはあるが原作にはない。漫画版ではこれがきっかけで未来のTOKYOCITYで、ディラックの海からの脱出の際に必要な超高エネルギーを生み出すオリハルコンを、息子に似た若者の亡骸に与えてしまう。また、ユダの扱いが大きく異なる。 原作ではイエスの弟子としてではなく、一度イエスと論じたことのある学者という設定であり、ユダの裏切りはすべて超越者の意の中にあったという底知れぬ恐怖は原作には見られない。ZENZENCITYにも姿を現すことはない。また、アスタータ50の場所も異なる。などであろうか。 これらの点を考慮しても、この小説の価値は下がるどころか漫画版とはまた違う感慨、読後感を読者にあじあわせる。「寄せては返し、寄せては返し、返しては寄せる波の音は、何億年ものほとんど永劫に近い昔からこの世界をどよもしていた」という言葉から始まる本作は、類稀なるスケールの作品だ。阿修羅王とシッダールタ、プラトンが世界の異変の原因を突き止め、それを食い止めるために時空を超えた闘争をするというのが大まかな流れだが、それはまた、人類が太古より挑んできた根源的な謎と密接に関係している。それはわれわれの世界はどのようにしてはじまったのか、そして生命が誕生し、知的生命体を出現させる過程の不透明さである。恐ろしいほど精密な機構により構成されているわれわれの体や、森羅万象の出来事にきれいな数式が適応されるこの世界が果たして文字どおり自然に、勝手にできたのであろうか。そこに何か超越者の存在を感じ得ないのではなかろうか。本作は、その超越者を非常に人間的に描く。地球の発生、生命の進化は惑星管理委員会という名の集団による実験にすぎないのである。宗教の発生も然り。これら人類が知能をもち、いずれ自分たちにはむかうものがでぬようにマインドコントロールをし、自分たちの存在を神として認知させる。しかし、これは同時に人類の滅亡をもっとも合理的にするための手段としての機能も果たした。即ち、仏教における弥勒菩薩の伝記「56億7千万年後に地上に現れ、人類を破滅する世界から救う。」またキリスト教の最後の審判という発想がそれにあたる。どんな宗教にも破滅とそれにたいする救いの予言がある。ではなぜ神はその前に姿を現し破滅から守ってくれないのか。そう考えたものたちはすべてに気づきこのおおいなる神に戦いを挑むのであった….。しかし結局宇宙全体の熱エントロピーは増大しつくし、宇宙全体は熱力学的な死をむかえる。完全な熱平衡と化した宇宙にただ一人生き残った阿修羅王は、彼岸に住む超越者との戦いのためにこの先も数百億の昼と夜をこえていくのだ。救いのないラストではあるが、人間の、そして宇宙の根源という壮大なストーリーにやりきれないせつなさ、無常さをおりまぜた本作は日本SFにおいて他の追随を許さぬ傑作である。
「地球へ・・・」の竹宮恵子さんとSF作家光瀬龍さんがタッグを組んだ本格SF作品です。 24時間TVで放送されてい以来、ほとんど日の目を見ることのなかった作品で、待望のDVD化はファンにとって嬉しい限りです。
見どころは双子の兄妹ジムサとアフルのサイコパワーと圧倒的な物量作戦で侵攻する機械達との闘いです。 超能力といえばサイコキネシス、テレポートといったものが御馴染みですが、サイコパワーは二人のパワーを合わせて強力な破壊光線を敵にぶつける表現がされています。
機械対人間の壮絶な闘いを描いた作品は「ターミネーター」「銀河鉄道999」が有名ですが、「アンドロメダストーリーズ」はどの作品とも違います。 機械による支配よりも、生体を機械にとって代えられていく侵略が描かれています。 やや難解なのは否めませんが、それがかえってこの作品を質の高いものにしています。 舞台設定が中東/中世ヨーロッパに酷似しているせいか、異世界の話なのに違和感なく入っていけます。
♪一秒一秒大事に生きてみたい こんな想いは初めて〜♪ エンディングで使われている「永遠の一秒」の印象に残っているフレーズなんですが、これ結婚式で歌いたいという人が多くて私と同じ感じ方をしている人がいるのには驚きました。 (一度、結婚を控えた方への寄せ書きに「一秒一秒 この時を大切に」と引用させてもらったことがあります。)
幸い私はレンタル流れのEPレコードを格安で入手できましたが、一刻も早いCD化を望みますね。
宮野由梨香「阿修羅王はなぜ少女か 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』の構造」(第3回日本SF評論賞受賞作)以来・・。 生前にあまり語られなかった、その前半生に注目が集まった、SF界の亡き巨人・光瀬龍。
彼が自身について語るエッセイ集は生前、ほとんど刊行されなかったが、この本ではその種の「自伝的エッセイ」を集成し、編者自身も「光瀬龍自伝」的な内容を目指し、丹念な編集が行われている。
空襲体験、4年しか住まなかったのに「故郷」としてこだわった岩手県前沢町への思い、さまざまな学校や職を転々とした20代の文学青年時代。などなど。 その知られざる原像が解き明かされる。
なかでも、30歳で「宇宙塵」に入会し、翌年31歳で女子高の教師となり「そこで、はじめて定職についた」という経歴には驚かされる。
タイムトラベラーの最終回の保存されておられた方にまずは感謝ですね・・・。NHKには数あまたの長年に亘る問い合わせがあった事でしょう・・・。それ程、当時のジュブナイルな同時期の青春の時の風味を何ともやるせない感覚でしたためて来た者にとっては・・・言葉に尽くせぬ象徴的な記憶の彼方に又こだまする・・・。やはりNHKさんの尽力にも感謝するけれども・・・やはり何故に・・・消してしまうと言うセンスだったのかが理解出来ません・・・。何故なら・・・当時、何度か再放送され・・・当然反響もあったりしていた訳であり・・・こちら情報局600(NHK夕刻番組) 続タイムトラベラーの放送開始の情報特集を1コーナーで紹介してた回を、いまでも懐かしく思い出せる程にインパクトがありました・・・。それ程、少年ドラマシリーズは大評判だったハズ・・・。
個人的には、続タイムトラベラーに、何とも言えない芳山和子の美しさに魅了され・・・SFの時空間の特撮の美しさが相俟って・・・引き換えに出来るものはそののち無い・・・。 願わくば、NHKさんには引き続きの探索をお願いしたい・・・個人的には、せめても続タイムトラベラーの全巻がいつか奇跡的にアマゾンにて発見出来たら・・・と思いますね・・・。
続タイムトラベラーの音声は有り難く思いました・・・。この世に誰かいるのかな・・・当時、続タイムトラベラーを録画した人が・・・。
存在してるとしたら・・・どうぞ・・・どうぞ・・・宜しくお願い致します・・・感謝・・・。
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