「サロメ」で知られるイギリスの文豪、オスカー・ワイルドの半生を描いた作品。円満に結婚生活を送るワイルドの前に現れた美青年ボジーをジュード・ロウが演じる。 ワイルドは友人のように兄のように時に父親のようにボジーを愛する、そしてボジーの全てを愛する、見返りを期待しない犠牲の愛で・・・男色裁判にかけられた時、試練を甘んじて受け入れる覚悟で法廷での戦いを決意するのだが・・・。彼を擁護しようとしていたマスメディアもいつしか退いていく。ワイルドは多くを失い、最後には・・・。 裁判のシーンは胸が痛い、尋問は鋭い刃物の様に彼の心を刺す。有りのままでありすぎるワイルドにはあまりに不利で、突き上げられる彼はじわじわと命を縮めていくかのようで痛々しい。 映画「太陽と月に背いて」も同じような設定、実在した二人のフランスの詩人、彼らの愛はどこまでも破滅的に描かれ、二人は人生を正反対の終点に迎える。それは嗜好的な愛、自己満足の愛から出発したものだったから。見比べると面白い。私は「太陽と・・・」のランボー役のディカプリオが衝撃的だった。 どちらの作品も、中年男性が若く美しい青年に振り回されるだけ振り回され人生の半分がもげてしまった…というようにも映るが、両作品の4人の男の愛の有様はそれぞれ違って面白い。
大勢の人がいる場所にいると、なんか違うな、 っていつもアウェー感を感じてきたのですが、 それでよし、と背中をポンと叩いてくれるような本です。
自分の心の気持ち良さに従って生きれば良い、 と思いますが、 たまには「周りに合わせなきゃ」ってブレそうになるときもあるでしょう。 そんなときに開いてみて下さい。
本全体を通して、周りなんか気にすんな、お前の好きなようにやれ、 と応援してくれてるような気が勝手にしてます。 良書です。
高貴で悲しい王子様、おっちょこちょいで人のいいツバメ、いかにも俗な市議会委員、その演じわけが素晴らしいです。声だけでこんなに表現できるなんて、信じられないくらいです。特にツバメが、かわいいです。でも、バックにかかる音楽が、少し邪魔なのと、原文と比較すると、ところどころ飛んでいるのが残念でした。
美しい青年ドリアン・グレイは画家バジルに肖像画を描いてもらう。肖像画は きれいなまま固定されるが、自分は老いて醜くなっていく・・・そのことを 悟ったドリアンは、絵のほうが変化して自分は変わらずにいられたら!と 願う。 それが叶ってしまう。バジルの友ヘンリー卿の快楽主義などに感化され、 恋人を捨て、人を殺し・・・堕落していくドリアン。しかしその罪は、全て 変化する肖像画が受け持ってくれるのである。いつまでも若く美しく 罪など犯さぬ人間に見えるドリアンの行く末は・・・? 怪奇的なストーリーと奥の深さで文学研究対象としても興味深い一冊。
A life story about Oscar Wilde from the birth to death, encountering w/Alfred Douglous and became fall in love with him although he was married at the time he met Boggie, the Alfred. He got into an homosexual world and ended up splitting with the wife, Mrs. Wilde. They got divorced and she passsed away and he was sentenced for two years at the gail because he was homosexual and was threaten by Alfred Douglous's father, who was just like a mobster. During the period of posh Victorian era, he was forced to put into geol and became downfall.
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