国内盤BDの発売前ではありますが、現在までに明らかになっている情報から 海外盤BD・国内盤DVDとの仕様を比較しておこうと思います。
国内盤BD本編はMPEG-4 AVCコーデック、1080p HD画質、4:3スタンダードサイズでの収録。 音声は英語DTS-HDMA 5.1ch。 ここまでの仕様は、4Kスキャン・リマスターのUS/UK盤BDと同様のはずです。
なおUS/UK盤BD-BOXは本編BD+本編DVD+特典DVDの3枚組ですが、 国内盤は本編BDのみ。本編BDに収録される特典は、 ・デビー・レイノルズ、ドナルド・オコーナー、シド・チャリシー、キャサリーン・フリーマン、監督スタンリー・ドーネン、 脚本ペティー・コムデン、アドルフ・グリーン、監督バズ・ラーマン、映画史研究家ルディ・ベルマーによる音声解説 ・新作ドキュメンタリー「現代のトップミュージカルスターが語る“色褪せない”名作」(50分) ・オリジナル劇場予告編(4分) の予定。音声解説は2002年発売の国内盤2枚組DVD「50周年記念スペシャル・エディション」に収録のものと同内容と思われます。
海外盤の特典DVDの収録内容は、おそらく2枚組DVD「50周年記念スペシャル・エディション」のものと同内容。 ・ドキュメンタリー「Musical Great Musicals」(約86分) ・ドキュメンタリー「What a Glorious Feeling」(約35分) ・名曲集(Nacio Herb Brown, Arthur Freedの映画シーンより)(50分) ・"You Are My Lucky Star" 未公開シーン(約4分) ・ステージ・セッション(音声のみ) 以上の特典は2枚組DVDを持っていればカバーできるので問題ないでしょう。
2枚組DVDの本編ディスクに入っていた特典、 ・サイレントからトーキーへ(音声のみ/4種/約10分) ・インスピレーションを与えた作品たち(3種/約10分) が収録されているかどうかは不明。映画の舞台の背景がよくわかる貴重なサブテキストだったので、 収録が見送られるとしたら惜しい。
封入特典に関しては、48ページ解説書は日本語翻訳版・縮小サイズ(BDケースの大きさ)での収録になる模様。 国内盤には無いが、US/UK盤にはオリジナルデザインの折り畳み傘も収められる。 傘があっても絶対使わないし、ケースが大きくてはジャマだという方には、 国内盤の仕様は妥当なのではないでしょうか。 惜しむらくはパッケージおよびディスクレーベルから ドナルド・オコーナー演じるコズモーが省かれて可哀そうなことだろうか (海外盤では3枚目のディスクにちゃんと描かれている)。
今年度アカデミー賞主要部門を受賞した『アーティスト』を語る上では見逃せない作品。 ブルーレイのリマスターの仕上がりが楽しみです。
2012.7.23追記 北米盤ブルーレイのディスク仕様は国内盤と同様(日本語字幕収録)であることがわかりました。 これから購入を考える方の選択肢は、
・せっかくだから、豪華BOXや限定デザインの傘を手に入れたい →北米盤BD+DVDコレクターズBOX
・ブックレット等の封入物はいらないから、安くディスクを手に入れたい →北米盤BD(シングル仕様)
・豪華BOXは不要だが、ブックレットの解説は日本語で読みたい →国内盤BD
という感じになるでしょうか。
ミュージカル映画の傑作中の傑作!ストーリーもトーキからの移行時代を面白おかしく描いています。そして、あの雨の中で踊る名シーン。あのシーンでジーン・ケリーはかぜをひいてしまったそうです。他にも名曲がいっぱい。
ドナルドオコナーはいい味出してます。彼のお茶目さも見て下さい☆
ジーン・ケリーの代表作にして、タップといえばこれ!の映画「雨に唄えば」。ワタシが好きな曲は「good morning」で、主役のケリー、オコナー、レイノルズの3人の爽快なタップシーンで流れる曲です。劇中のクラシックなスコアも豊富で、この一枚で映画の雰囲気は完璧に味わえます。映画の中で、ケリーやオコナーが歌う「you were meant for me」や、「you are my lucky star]なども収録されており、ミュージカルの雰囲気をたっぷり楽しめる1枚だと思います!
誰もが知ってるミュージカル映画の大傑作!
映画の出来は折り紙つきです。 少しでも興味があるなら、絶対見てほしいです。 本当に楽しそうな演技で、 見終わった後も、思わず主題歌を口ずさんでしまいます。
他のレビュアーの方が詳しく指摘していますが、 ディスクの出来は劣悪なようです。 それが気になる人は、 正規版も流通してるので、そちらをお勧めします。
歌あり踊りあり、笑いあり恋ありの純エンターテイメント映画。サイレント映画からトーキーへの過渡期における映画業界の様々な戸惑いや苦闘がコメディタッチで描かれ、ミュージカルファンのみならず、映画ファンにとっても映画の歴史を知る上でとても面白い内容となっている。 そして全編に漂う元気で天真爛漫な雰囲気が、良き古き時代を偲ばせる。今はこんな純真な映画が殆ど無くなったのは至極残念なことだと思う。 主役たちのジーン・ケリーとドナルド・コーナーの踊りはまさに神業。バレエ、タップダンスなど様々なスタイルをふんだんに取り入れ、エンターテイメント性の高いパフォーマンスに仕上げている。清楚可憐なデビー・レイノルズもとても印象的で、18歳とは思えないほど主役たちと対等に渡り合う堂々たる演技を見せてくれる。 この50周年記念版は嬉しい特典が一杯。本編は主演のデビー・レイノルズや監督スタンリー・ドーネンによる音声解説が聞ける。そのほかに米国公開時のオリジナル劇場予告編、本作のメイキング、有名なMGMミュージカルについてのドキュメンタリー、未公開シーン(デビー・レイノルズのソロー)、トーキー草創期の映画の貴重な映像(本作の中で言及された『ジャズ・シンガー』を含む)、本作の収録風景(音声のみ)など盛り沢山。英語字幕もあるので、気の利いたセリフや歌詞がチェックできる。日本語字幕は映画館で使われるあの特徴的な手書きフォントを採用していて、映画館さながらの雰囲気が楽しめる。日本語以外に、中国語、韓国語、スペイン語などの字幕もある。但し映像特典の一部(初期トーキー映画の映像など)は字幕なし。 特典の豊富さにしてはかなりお得な値段。2枚組。
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